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昨日の話の続きです。
ちょっと思うところがあり、受刑者の弁護士に電話をかけました。
この記事で話した弁護士です
弁護士と話したのは1年ぶり。
私のことを覚えていてくれました
あれから、受刑者と面会し、交流を続けていることを伝えると、
「よく会えましたね
ビックリ
」
わーい褒められた~
私、ずっと引っかかっていました。
真実は報道とは全く違うと弁護士が言っていた言葉。
検察庁で読んだ裁判記録も、報道と同じです。
ネットに載っている記事は、全て受刑者の誹謗中傷。
第三者目線で書かれているものは全くありません。
事実だけが独り歩きし、受刑者は反論の仕様もないからです。
弁護士に改めて私の身元を伝え、私が受刑者から信頼を得て頼りにされていること、そして、受刑者には言っていないけれど
「作家として公平な第三者としての目線で、真実を世の中に伝えたい」
と思っていることを伝えました。
と言っても、私も真実なんて何も知らない。
裁判記録しか知らないから、本人から何があったか聞く以外、方法はない。
そして、まだ本音を語るその段階ではない。
ただ、今後も唯一の外部者として彼女を支えていきたいという旨を話しました。
私の意図を理解した弁護士、以前は警戒されたけれど重い口を開いてくれました。
あれは完全に冤罪。
裁判は出来レースで、彼女が悪いと検事も裁判官も決めつけていた。
すごく理不尽な裁判だった。
「無罪を主張したけれど、先生は本当に彼女は全く悪くないと思ってるんですか
」
「僕はそう信じている。
あの事件は殺人じゃないよ。不慮の事故だった」
そうか。
そうストーリーを仕立てたわけではなく、この弁護士は本心でそう思って闘ったのか。
なぜ無罪を主張したのかが、私には謎だった。
せめて情状酌量に持ち込めばまだ刑期が軽くなったのに、とも思ったり
事実はわからないけれど、なんとなくぼんやりとモヤモヤが晴れた気がしました。
「あの人はすごく悪い人間と思われているけれど、そんなことない。
礼儀正しくてしっかりした人だよ」
「それは個人的にお付き合いした中で、私自身も感じていることです。
だから、事件そのものを抜きにして、支援しているんです」
弁護士からは、家族以外の人が精神的支えになってくれているのはすごくありがたいと言われました。
「次会いに行く時は『僕もまた行くから』って伝えて。
これからも支えてあげてね」
なんともフランクな感じの弁護士。
ちなみに、模範囚って刑期を早く切り上げられるのかと思いきや、そこも教えてくれました。
刑期が短くなるのは全体の2割もいない。
ほとんどの人は予定通りの刑期を終えて出所するから、彼女にしてもまずないと思う。
なーんだ
ドラマの中の話なのか。
じゃあまだまだ服役だわ
本人に変な期待持たせちゃったかな
弁護士とは他にもいろいろな話をして、分刻みの忙しいスケジュールの中で、なんだかんだと15分も私と雑談してくれました
物事の裏って実に奥深い。
いったいその時何があったのか。
真実はどこにあるのか。
彼女自ら語ってくれるのを私は数年かけてただ待つばかり。
最後まで語らず、墓場まで持っていくのかもしれないし。
タイタニックの構想を10年練って映画にしたジェームズ・キャメロンの心境って違うか
それにしても、口の堅い弁護士の口を割らせた私の話術よ
だから広告の営業も全国トップランクに入るんだけど
保険のおばちゃんでもやろうかな