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おととい夕方から昨日の朝にかけて、全国ニュースで札幌のススキノホテル殺人事件の初公判が話題になっていましたね。
あまりにも猟奇的な殺人事件だったため、事件当時は連日のように報道されていました。
その後、娘が逮捕され、それを両親が黙認及び協力していたという親子3人の犯行とわかった時は、全国にさらに衝撃が走りました。
ネットで情報が拡散されるほど一斉に報道されなくなりました。
噂話に尾ひれがつき、様々な憶測が飛び交いました。
殺人の衝動が抑えられなかった娘、送迎したり凶器を買い与え殺人をほう助した父、家に頭部が持ち込まれても黙認していた母。
そして被害者男性の女装の性癖。。。
何もかもいびつで「事実は小説より奇なり」を地で行く実話です。
私、かねてからこの事件に興味を持っていました。
興味というよりも、3人それぞれの精神状態を知りたいという個人的な強い欲求。
特に、幼い頃から発達障害の傾向が見られたであろう娘を放置した、精神科医の父親の心理を知りたい。
今週、私の講演が3回あると言いましたが、月・木・金。
幸いにも火・水はマストな仕事は入っていませんでした。
そこで私、火曜日に行われる母親の初公判の傍聴券を求めて札幌地裁に向かいました。
直近でマスコミの話題になった裁判は、大注目された猿之助事件で4倍の倍率。
初公判とあっておそらくそれ以上の倍率になるだろう。
完全にダメ元で行きました。
地裁に到着したのは午後1時すぎ。
傍聴券の配布は12時45分から始まっていました。
地裁の前には多くの報道陣がその様子を撮影し、張り詰めた空気感が漂っていました。
腕章を見ると、全国区の新聞社やテレビ局ばかり。
インタビューに答える人を横目に通り過ぎ、私も大行列に並びました。
ちなみに私、裁判の傍聴なんて初体験だから、大勢の仲間うちで並んで当たった人のチケットを傍聴したい人が譲ってもらえる、みたいな安易な考えでした。
ところが、事前に札幌地裁に問い合わせてみると、
傍聴券はリストバンド式で配布
当選してもリストバンドを外すと無効
当選者は二重の当選番号のリストバンドをして初めて傍聴が許される
という非常に厳しいものでした。
交通費を払ってでも友人を連れて行こうと思った私のもくろみは見事に崩れ、自分が当たらなければ傍聴はできないとわかりました。
やがて私の番になり、リストバンドを装着されました。
すいませんおばさんの腕で
寒かったので血流が悪い状態になってます
写真にもある通り、
このリストバンドを外すと当選番号であっても無効となります
と印字されていました。
傍聴券配布15分後ですでに254番目。
裁判所関係者に聞くと、席は約50席用意されているそう。
傍聴券の配布は45分間だったため、この後も続々と人が並ぶだろう。
当選番号の発表は午後2時10分。
約1時間、私は大通公園のベンチに座って待ちました。
外れた記念にこのリストバンドは取っておこう。
札幌はこの日、曇り空で少し雨が降っていました。
薄着で行っちゃった。。。
ガタガタ震えるほど寒かった
しかも現地に大急ぎで向かったものだから、お昼ご飯も食べられず、喉も乾いてきた。
ま、落ちたらコンビニで食べ物を買って大通公園でのんびり食べて帰ろう。
今は緊張で食事も食べられる状態ではない。
そして発表の2時10分になる5分前、ベンチを立って、札幌地裁に向かいました。
地裁前には発表を待つ人の波でごった返していました。
それを撮影する報道陣。
何もかも目にしたことのない異様な光景でした。
まるで高校や大学の合格発表のよう。
いや、合格発表なんて生ぬるい。
そんなものとは比べられないほど、ものすごい倍率なんだろう。
定刻通り、職員によって当選番号の張り紙が貼られました。
めまいがするほど緊張の一瞬でした。
ーつづくー