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学校の会議室に舞台役者が揃いました。
当事者のクソガキ父子、長男と私が向い合せ。
脇には、教頭、生徒指導、学年主任、担任の4名のレフェリーがいます
長男はバツが悪そうに下を向いています。
クソガキと目を合わせる勇気もない。
クソガキは椅子にずり落ちるように座っていて腕を組んでいました。
初めて見たけどデカいのなんの
これはコンビニで酒やタバコ下さいと言っても通るわ
まだ年齢確認も甘い時代
オヤジは私たちが入ってきて私と目が合うと、何か言いたそうに何度も頭を下げました。
ほう、迷惑をかけたことは認識してる。
悪い人間ではないんだな
単に子供の現状と気持ちがわからんアホなんだな
めっちゃ得意
こーゆータイプ
最初に学年主任が口を開きました。
「このたび集まっていただいた理由は、A君が〇〇君(長男)にここ数回暴力を振るい、A君も教師の前で認めたことで、〇〇君の保護者がA君の保護者とお会いしたいと望んだためです。
私たち教師は何か問題があった場合に仲介しますが、基本的には〇〇君のお母さんからお話をしていただきます」
きたよきたよ~
すると、私が発言する前に、オヤジが立ち上がりました。
「このたびはバカ息子がお子さんを殴ってケガをさせてしまい、申し訳ありませんでした」
頭を90度下げてきました。
ここまでは良い
その後の行動に仰天
先生たちも目を丸くした
「ほらお前も頭を下げろこの馬鹿野郎が」
と怒鳴り、そいつの首根っこを押さえて頭を机に叩きつけたのです
あー、普段から殴ってるなこりゃ
この抑圧された親子関係のストレスが、全て学校で発散されているのか。
私は口を開きました。
「今回、このような場を設けていただいたのは、息子が被害に遭ったのが発端ですが、お父さん、おたくの息子さん、何人も不登校にさせているのをご存じですか」
「いいえ、知りません」
「この1年で15人ほどがA君の暴力や嫌がらせで学校に来られなくなっていて、保護者の皆さんが大変悲しんでいます」
すると、驚いている父親を前に、レフェリーが余計な口を挟みました。
「学校側としては、それは否定します。
不登校はA君の問題とは言い切れません」
教頭の思いもよらぬ発言に、担任と学年主任が「えっ」と声をあげました。
でも反論してはならぬ立場。
お互い目配りをしていた後、下を向きました
この様子を見て、平の教師たちが管理職に強い不満を抱いているあげく、思い通りに動けないでいるのがよくわかりました。
私もこの教頭前から人として好きじゃない
勇気のない他の保護者たちや、心身の病を抱えた担任の無念を、今こそ私が晴らしてやらねば
おそらく学年主任と担任も、私が改革を起こしてくれることに期待しているだろう。
だって私を見る目がキラキラしてるもん
もはやうちの長男の被害を超えて、妙な使命感すら湧き上がっててきました