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家に帰ったら死んで間もなかったりっちゃん
高熱で倒れていた長男もあてにならず、このあとどうしたらいいか。。。
その時、桜子が
「ママ段ボールあるりっちゃん入れてあげよう」
段ボールを探すとピッタリサイズのものが
ペットシートを敷いてりっちゃんを納めると、段ボールの壁に顔が引っかかり、鼻が上がって豚っ鼻に。。。
ここでようやく二人で笑いが
とりあえず、長男には絶対にお別れをさせたい。
だって長男の姉妹だもの。
それにはある程度体調が良くなるまでりっちゃんをこのまま安置しておかなければ。
親友にLINEをしました。
前回書いた、20歳まで生きたチワワの飼い主です。
私がオーストラリアに行き不在中にたちのお世話をしてくれてました。
親友はひとしきりお悔やみの言葉をくれた後、冷静にアドバイスをくれました。
「今すぐ鼻とお尻に綿を詰めるのだ」←母が死んだ時の処置を思い出した
「ええームリムリ絶対できない。ホラーだわ」
「数日家に置いておくんでしょやらないとお別れの時、もっとホラーになるよ」
「でも私にはできないわ。困った」
ちなみに、ビビが死んだ時は、夫が
「今日中に燃やしてこい。家が臭くなる」と言ったんだけど←超アスペ男だよねこれ
今は夫が不在なので気にする必要はない。
そんなやり取りを親友としている間に、桜子がGoogleで何やら検索。
「ママ、冬は3日くらい大丈夫みたいよ。
保冷剤をたくさんくっつけてって書いてる」
おおおっ
ビビが死んだ時は泣くだけだった、か弱い幼子が(年長さん)、今や長男よりも頼もしくなっている
私が冷蔵庫から保冷剤を取り出してりっちゃんにあてようとすると、
「お尻はこの角度であてるのがベストだって。あと首とお腹にも」
全部やってくれました。
頼もしすぎる小4女子
私が何も出来なさすぎる
とりあえず空き部屋の暖房を消して、りっちゃんを安置した後、暖気を入れないように部屋を閉じました。
その後、桜子と2人でりっちゃんの話をし続けました。
たくさん可愛がったはずなのに、押し寄せてくるのは後悔ばかり。
もっと美味しい(高い)フードをあげておけばよかった。
チュールやガムも、何度も桜子が「あげていい」って聞いてきたのに、「また今度ね」という空返事。。。
でもその『今度』は永遠に来なくなっちゃった。
数日前、フケが出て来たからお風呂に入れてあげようかなと思ったのに、忙しくて入れてあげなかった。
(かといって死んだ今さら入れられない)
全部先延ばしにしたのは、りっちゃんがいつまでも生きていると思っていたから。
動物も人もそうだけど「死」っていつ突然にやってくるかわからない。
能登の震災を見ても改めて思います。
長男が会えるようになるまで、私はりっちゃんを安置している部屋を閉じっぱなしにしていました。
桜子は何度も見に行って撫でてあげていましたが、私はつらかった。
りっちゃんの死から目を背けたかった。
だって、私の可愛いりっちゃんはもうどこにもいないから。
ここにいるのは魂の抜けた「器」だけだから。。。
この写真大好きなんです。
13年前の兎年の時に、ウサギの着ぐるみをムリヤリ着せられて嫌そうにして座らせられいるりっちゃん