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昨日の記事に共感してくださった方がたくさんいて良かったです
本当にギフっ子たち、苦しんでいる子の方が多いんです。
桜子の通っているギフっ子スクールでは、お母さんたちとよく
をするんですが、誰一人我が子の頭の良さの自慢なんてしません
もちろんそれぞれ得意分野があって、言えば周りに驚かれるほどの頭脳や才能の持ち主
でも、母親たちはハッキリ言ってソコ、どーでもいい
困りごとを抱えた我が子の自己肯定感を少しでも上げるために、得意分野を伸ばしているに過ぎない。
子供のメンタルを何よりも心配しているんです。
知能が高すぎるが故に、自分とは、生きるとは、世界とはとグルグル考えを巡らせる。
その特性が誰にも理解されなくて、死にたくなることがある。
それが思春期から数十年も続く人もいる。
中には自死する人もいる。
それがギフテッドなんです
どうしても世間にはその部分が伝わらない
「天才も20歳過ぎればただの人」
という言葉があります。
これには2通りあると思います。
ひとつは、相応しい教育をされずに才能を秘めたまま、発揮されないパターン。
もうひとつは、本人があえて普通の人になりたいパターン。
人と違うということがどれだけ苦しいことなのかは、私たち親にもはかり知れません。
うちのスクールの先生はいつも言います。
親は過度な期待をしないこと。
才能を伸ばすことを無理強いせず、その子が幸せになる最善の道を考えなさい。
もちろんその幸せの道が、医者なり科学者なりだったら、それはそれでいい。
ただ、その子のメンタルに相応しい将来を親は見据えなければならない。
そうでなければギフテッドは潰れて廃人になってしまう
我が家の場合で言えば、ジェットコースターメンタルの桜子に無理は禁物です
とにかく二次障害の精神病の発症を防ぐことが私の最優先の使命
ギフテッドは精神疾患も多いです
そのうえで桜子が頑張りたいことを、私は全力で応援するというスタンス。
そういったギフテッドの光と闇をテレビでも描かないと、世間に誤解されたままになってしまうのに。
過去にはNHKで闇の部分をしっかり描いた特集もありましたが
一番印象に残っているのは、東大を途中で辞めてホームレスになって、橋の下で寝泊まりしていた青年。
「生きるのが苦しい」
「ギフテッドがなんだってんだよ」
と怒りを込めて言い放っていました。
頑張るのに諦めたくなるのがわかる気もします
ところで、スティーブジョブスのIQは160だそうです。
桜子と15も違うけど、逆に言えば15しか違わない。
でも、人はIQだけではかれない。
ここにEQも加わるし、性格も宗教なども加わってくる。
その人を形成する一番のポイントは、周りの理解。
家族、友人、恋人、一人でも味方がいるかいないか。
それによって苦しいギフテッドの生きる意味が大きく変わってきます。
ジョブスの義両親も幼少期から大学時代までのジョブスに無理強いはしなかった。
エジソンもアインシュタインの親も然り。
子供をレールに敷かないことが、結果的に子供に選択肢を与え、メンタルを強くさせている。
ギフテッド特有のこだわりや相手の気持ちを押しはからないために敵も多かったジョブスは、波乱万丈の人生の中でも決して信念を曲げず、最期は家族に見守られながら、「豊かな人生だった」と幸せに穏やかに亡くなっていきました。
それがギフテッドの理想の生き方だと私は思います
