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この絵本読んだことありますか?
「うまれるまえのおはなし」
以前、絵本セラピスト(仮称Aさん)に取材に行き、新聞記事にしたことがありました。
「一番オススメの本は?」
と伺った時に、出してきたのがこの本。
内容を教えるより読んだ方が早いと言われ、読み聞かせされました。
途中から、胸が苦しいというか、なんとも言われぬ気持ちになり、涙を抑えきれず鼻水垂らして聞いていました。
取材中にバカみたいと自分で思った
こんな内容です。
赤ちゃんは生まれてくる前、神様にひとつだけプレゼントを与えられる。
どんなプレゼントにするかは自分で決められる。
ある子は元気の玉、ある子は笑顔の玉、ある子は親に愛される玉。
いろいろなプレゼントがある中で、ネガティブな玉もある。
その中で「病気」を選んだ子がいた。
「病気を選ぶ子は、一番勇気がある子だ」
神様はその子に言った。
そんな物語です。
Aさんは毎月、ALS(筋萎縮性側弯硬化症)患者のお宅に行き、いろいろな絵本を読んでいます。
その患者さんは自営業でバリバリ働く女性でしたが、40代の若さでALSを患い、たった数年で病気が悪化。
今では寝たきりで声も出せず体のどこも動かせず、目でひらがなに焦点を当てて、意思を伝えるだけ。
もちろん人工呼吸器も外せません。
でも、明るく前向きで、笑顔を絶やさないそうです。
そんな患者さんに、Aさんはこの本を読み聞かせました。
すると、その女性は大号泣
これまでいろんな人から励まされたどんな言葉よりも、絵本から勇気をもらったのです。
その話を聞いた私もまた号泣
前回の話もそうですが、たとえ気休めだとしても、本人の心に響いたり、生きる指針ができるならば、それが一番。
私は何を選んで生まれてきたのかな
「忍耐」かな
神様に褒められたはず
桜子はわからん
そう考えると、人生って深いなぁ、面白いなぁと思えるのです
ぜひ読んでみてください