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前回の記事の続きです。
受診の時、院長から言われました。
「俺の仕事は患者の体を治すことであって、原因を聴くことではない。
でも、あえて聴いてやる。
しばらく鬱じゃなかったのに、なんで今ひどくなってんの」
ね、面白いでしょ~
で、私は打ち明けました。桜子の困り感を。
ブログには書いていない、いろいろなことです。
深刻過ぎてちょっと公表できません
そしたらコイツもかって反応。
「いや~面白いわ。
すごい面白い娘さんだね。
ただものじゃない」
「ただものではないです。
奇人変人です」
私の通っている精神病院の院長と、見事に同じ反応をしてくれた。
頭の良い人たちにも桜子は相当変わってると思われるらしい
「確かに子宮を取る手術は今でも出来るよ。
でも、それが娘さんと離れたいという理由は、ちょっと違うんじゃないかな」
あーあ、ホンネ打ち明けたばかりに。。。口が滑った。。。
そうなんです。
今私、桜子から離れたいんです。
入院でもなんでもして。
それくらい最近の桜子の破天荒っぷりにまいっています
私はフツーの人なので面白いと全く思えない
院長はそんな私に助言してくれました。
「ファインマンって知ってる
」
「いいえ、全く」
「ノーベル物理学賞を獲った人なの。
『ご冗談でしょ、ファインマンさん』って本を親子で読んでごらん」
その後調べてみたら、リチャード・ファインマンはチャレンジャー号の事故究明も行った、世界的に著名な物理学者。
一方で、とても破天荒で、考えられない逸話がたくさん残されていました。
例えば毎晩ボンゴを叩き続けて、その騒音に耐えられず、奥さんから離婚を叩きつけられたとか
なかなかキチ〇イと紙一重な私生活。。。
「お宅の娘さん、ファインマンに似てるところあるって、今ピーンと来た。
この本、本人が読んだら少し自信が持てるかもね」
院長曰く
『今は子供だから親が耐えられないかもしれないけど、そこまでIQが高い上に発想力豊かな人間なら、好きなことを見つけたら一直線に突き進んで大成するかもしれないよ』と。
いや、その前に私が桜子に殺されますがな
「中学の数学なんて手ぬるい。今から物理やらせなさい」
「先生、私物理の『ぶ』の字も知りません」
「あんたと正反対なんだね~。そりゃあんたもぶっ倒れるわ」
こんな会話で診察を終えた私は、さっそく図書館で
「ご冗談でしょ、ファインマンさん」
を予約しました
私自身の気休めになればいいな。。。
桜子との生活も冗談であってほしい
今ツラいの。今