ルポを書こうと思い、検察庁まで行って事件を調べて、手紙を書いて、事件を起こした本人に面会までこぎつけた私。
家族以外が会うのは難しいと言われたのに。
この行動力よ
でも、本人からはそっとしておいてほしいという思いがひしひしと伝わり、同情はいったん置いておいても、これ以上の取材は難しいと悟りました。
本当は親や友人などからも取材する予定だった。
事実と違うことが伝わっているならば、本当のことを伝えたいという思いがあるのかとも考えた。
でも、違ったようです
ああ、私の労力。。。
後日、本人から手紙が届きました。
またまた丁寧な字で。
「初めてお会いしたとは思えないほど安心感があり、〇〇さん(私)のお人柄の良さが伝わりました」
と書いている一方で、
「気になることがあるのですが、なぜ私の会話をメモしていたんですか?
明確な理由がわからないまま、お会いし続ける勇気が私にはありません」
あーあ、下心丸出しなのを見抜かれていたか
ルポを書こうと思ったとは口が裂けても言えない
「もし、立場が違えば(塀の中でなければ)、自分も覚せい剤で逮捕された友人と一緒に私を慕って交流を図ったと思うが、今の自分の立場を理解してください」
と書いてありました。
本当にその通りだな。
そっとしておくしかない。
この人はおそらく模範囚でとても改心しているようなので、あと2~3年で早期に出られると思います。
その時に就職など困難なことがあったら、手助けしてやろうかなと思いました
結局、ただのボランティアで終わってしまった今回の件
でも、すごく勉強になった。
犯罪や裁判の仕組み、刑務所のことなど、なにも知らなかった。
私も桜子と同様、新しいことを知るのはワクワクなのです
そして決意しました。
今度関心のある大きな事件が起きたら、裁判を傍聴して、拘置所にいる本人にサッサと会いに行こうと。
拘置所なら誰でも面会できるし、ルポにしたいと伝えられる。
こんなに時間の経った人にアポを取ったのが失敗だった。
本人が嫌がっていることをする図々しさが私にはない
来週、覚せい剤で捕まった友人と会う約束をしています。
直接会うのは5年ぶりくらいかも。
そして、受刑者の望み通り、刑務所に連れて行って2人だけで会わせてやろうと思っています。
どこまでもお人好しいいの、これが私