見ず知らずの人間が服役囚に会うにはどうしたらいいか。
まず、手紙を書いて、本人が会ってもいいという意思を示さなければならないと、担当の弁護士に教えてもらいました。
手紙かぁ
まさか「あなたの事件のことを書きたい」なんて言えるわけがない
どうやったら本人の心を動かして、会うことができるのかな
そこで、知人の元刑務官に聞いてみました。
私の顔の広さよ
そしたら、衝撃の事実が
「刑の確定者は家族以外は面会できないはずだよ」
えええーーー
ネットで調べてみると、確かにそんなことが書いてある。
「でも、弁護士が手紙を書けばってアドバイスくれたんだけど」
「弁護士は裁判までだから、刑務所の規則は知らないんだと思う」
どうしよう
これで一気にやる気がそがれる。。。私ではないよ
これぞハングリー精神
次に、刑務所に突撃電話をして、受刑者に会えないか聞いてみました。
すると、こんな回答が。
犯罪の内容にもよるけれど、会えないことはない。
本人の意志と、刑務官の判断にゆだねられるから、まずは手紙を出してみたらいいですよ。
良かった
可能性はゼロではないんだ。
じゃあ、私と会う気にさせる手紙の内容が最重要だよね
刑務官にも怪しい人だと思われないようにしないと。
どう頑張っても私は変な人ではないが
さ、ここで覚せい剤で捕まった知人の登場
久しぶりにお友達に手紙を書いてみたら?
その中で『私がいい人で親身に相談に乗ってくれるから、是非会ってほしい』と伝えて
とさりげなく頼みました
だって、いろいろ迷惑かけられたのに気にかけてあげてるんだから、これくらい恩返ししてくれたっていいじゃない
言われた通りの内容で手紙書くと素直に言うことを聞かせ
まもなくその手紙が送られてきました。
だが、しっかり封がされていて、中身を確認することができない
私に読ませないつもり満々かよ
よし、あとは私が手紙を書くだけ。
でも、その前に事件の概要をしっかり知った上で書かなければ。
そうこうしているうちに連絡が来ました。
待ちに待った検察庁から。
裁判の閲覧の準備ができたので、来てください。
ここまで全て順調
日程を予約して、意気揚々と検察庁に向かいました。
ーつづくー