事件について真相を知るには、まずは本人への取材が第一。
でも、どこにいるかわからない
さて、どうしようか。
ルポの本をたくさん図書館で借りて読んでみましたが、大きな事件は最初から著者が目をつけて、裁判の傍聴に行ったり、加害者に会いに行っています。
元マスコミの力を使って、今、裁判がどうなっているのか調べました。
すると、最高裁まで争って棄却され、刑が確定していた。
そのため、今は拘置所ではなく刑務所にいるらしい。
ちなみに、拘置所と刑務所の違いさえ知らなかった私善良な市民だもの。
拘置所は刑を確定する間、収監されている場所、
刑務所は刑が確定した人がはいる場所。
はー、勉強になった
裁判は全て終了したので、資料は最高裁から一審の地裁に戻されていると教えてもらい、地裁に電話をすると、今度は検察庁の管理下にあると二転三転
次に検察庁に電話をしました。
裁判記録を閲覧したい
ところが、誰でも閲覧できるはずが、どういった理由で、私がどういう身分の人間で、何に使うか、まぁ事細かに聴かれるハメに
正直に「ルポを書くために正しい記録が読みたい」と伝えたところ、結論はオッケー
個人情報を黒塗りするために数週間ください、とのことでした。
証拠の閲覧も希望しますか?こちらの方は許可は難しいですと言われましたが、
えっ証拠って遺体写真とか現場の部屋の写真とかでしょ見る勇気ない
いや、結構ですとお断り
この裁判記録の閲覧を待つ間、次に被疑者の弁護士に電話をかけました。私の調査力
二人いましたが、一人は取材は一切お断り。
もう一人は少しの情報提供をしてくれました。
どの刑務所に入っているか。最後に会ったのはいつか。
そしてこんなことを言いました。
あの裁判はおかしかった。
最初から結果が決めつけられた裁判で、こちら側の反論の余地は全くなかった。
事実は公になっていることと全く違う。
えっどういうこと
じゃあ、真実はどこにあるの
被疑者は極悪非道じゃないの
真実はいつもひとつってコナンの名ゼリフじゃないけれど、ますますもってこの事件への興味が湧きあがりました。
とりあえずいる場所はわかった。
あとは、本人に会えるかどうか。
ーつづくー