いくら女性の社会進出が目覚ましいといはいえ、確実に男尊女卑は根付いています。

 

 

私も、仕事でトラブルになった時、何度「女に話してもわからない」と言われたかわかりませんムキー

(職場内ではありません。コンプライアンス的にまずい)

 

 

私が作家になったのは、地元で有名な作家先生の門を叩き、気に入ってもらい、先生が私を手塩にかけて育ててくれたからでした。

 

 

その先生からいろいろな人を紹介されて、仕事を割り振りされたおかげで今があります乙女のトキメキ

 

 

ただし、その先生、年配者なので、男尊女卑の時代を生きて来た人です。

 

「あんたが男だったらね~。堂々と私の跡継ぎにしたのにね~」とよく言われましたもやもや

 

 

どういうことかというと、その先生の弟子になった頃、私は若くて美人で笑、やっかみの声が先生に非常に多かったとえーん

 

 

同世代の関係者から

「若くて奇麗だからそばに置いておきたくて良い立場を与えてるんでしょ」と風当たりが強かったそうです。

 

 

実際、私のような立場の女性は他にもいたけど、私ばかり可愛がられていたのは事実。

だってごますり上手いんだもん私真顔

 

 

先生が「いくら実力があるから」と言っても、耳を貸さず。。。

 

 

だからこそ、私は悔しくて、余計実力を示して勝負するしかありませんでした炎ムキー

 

 

いろんな賞に応募して、総ナメにしたのは、そんな理由もあります。

 

 

そんな先生も、酒日本酒の席になると大勢の中で私を必ず隣に座らせ、一度だけ口を滑らせて

「側女(そばめ)」と呼んだことがあります。

 

ここは江戸時代かショックと思うほどの時代錯誤ガーン

 

 

もっと近こうよれと言わんばかりにグイグイ腰を触られるし。これもセクハラ。

※今は誰にもされません。悲しいかな、おばさんだから凝視

 

 

赤薔薇赤薔薇赤薔薇

 

 

こういうくだらない理由と闘ってきましたが、ここ十数年は女性差別はされません。

 

 

以前、放送局で一斉に職員整理をされて、フリーランスの私の首が切られそうになった際、

私の上司が全力で守ってくれて阻止されましたが、その首の理由が

「結婚してるんでしょ?コンビニでパートでもいいんじゃない!?って。

上矢印このやり取りを直接私に言ってくる上司もデリカシーがないが滝汗

 

 

生放送の番組は過酷で、残業も多く(今はそんなことありません)

子供がいるから。病気で早退しないとならないからという理由でいづらくなって職場を離れていく女性も多かったです。

 

 

幸いうちの子供たちは二人とも健康体で、私の状況に協力してくれました。(特に長男には我慢を強いた)

 

 

 

しかし、なんなんだろ。

 

女性が働きにくいこの世の中はキョロキョロ

 

 

私はある程度子供が大きくなって、仕事に集中できる立場になってきたけれど、小さいお子さんを抱えて一生懸命働くお母さんは、本当に大変アセアセ

 

赤薔薇赤薔薇赤薔薇

 

 

つい最近、渡辺淳一の「花埋み(はなうずみ)」の小説を読み(好きな本ですドキドキ)、日本で初めて女医になった荻野吟子の話に感銘を受けたので、女性の人権のことに思いを馳せました。

 

 

埼玉県出身の荻野吟子が、女医を目指したのは明治3年、20歳の時。

結婚したばかりの夫から、遊郭の女性経由で淋病を移され、さらに自分のせいにされて離縁されたのが理由。

 

 

さらに、入院した大学病院で、大勢の男子学生の眼に患部をさらされ、大変な屈辱を受け、結果的に生涯子供を産めない体になってしまったことから「自分は同じような立場の女性たちを救いたい」と医師を志しました。

 

 

しかし、男性より頭の悪い(と当時は思われていたガーン女性が医師になったら男性の立場がなくなる、医師の尊厳が落ちるという理由で、医学校にすら入れてもらえない。

 

ようやく一軒だけ入れてもらえた医学校を卒業しても、女性医師が今まで日本にいた事実がない(国家資格なしの漢方医はいた)という理由で、国家試験さえ受けさせてくれない。

 

 

そんな中で、彼女は闘志を燃やして闘い、奈良時代に女性でも医師の国家資格を受けられたという古い文献を見つけて政府に叩きつけて、ようやく国家試験を受けられることになりました。(この文献を片っ端から調べただけでも数年かかりました)

 

 

その間も医師となるための勉強にも励み、何度も立ちはだかる壁を次々と乗り越えて、ようやく女性医師の免許を取ったのは35歳の時でした。

 

 

普通の男性でも、前期試験に3年、後期試験に7年、合計10年かけてようやく30歳くらいで医師になれるという最難関の試験を、彼女は2つとも一発合格で通ったのです。

 

 

この試験の時、彼女は「自分がもし前期試験を落ちたら、女性全体の尊厳にかかわる。『やはり女には能力がない』と思われてしまう。絶対そんなことになってはならない」と、大変なプレッシャーの中で見事合格しました。

 

 

 

どれだけバカにされても、男性から嫌がらせを受けても、医師になるという初志を貫徹した彼女の精神力とド根性筋肉

本当に頭が下がります乙女のトキメキ

 

 

今も毎年、医師として社会に貢献した女性一名に贈られる「荻野吟子賞」というのがあるらしいです。

 

 

このような偉人伝を読んだら、自分の歩んできた道なんて足元にも及ばないと思えて、本当に意欲が湧いてきますキラキラ

 

 

さて、明日締め切りの新聞記事を書こうかな。。。やりたくなくてブログに逃避しちゃったアセアセ

 

 

渡辺淳一の本は面白いですよOKチュー

もともとが医者なので、問題提起の内容もいっぱいです。

 

クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー