昨日友人から「体調大丈夫」と連絡があり、
「なんで」と聞くと、
「2日もブログを更新していないから」
そう言われたら、2日も書かないこと、なかなかないかも
忙しくて書くのをサボっていました
リアルの友人たちは私のブログを読んで元気かどうか確認してくれていますが、
実は最近、体調が思わしくありません
病院からは「冬に向かってさらに悪化するタイプ」と言われましたが。
私の体調のこと、夏頃からぱったり書かなくなったのお気づきでしょうか。
人間、本当に悪化すると、何も打ち明けなくなるものです
でも、低空飛行で生きていますダイジョーブ
もう少し回復してからこれまでの経過を書こうかな。書かないかな
さて、桜子の医大病院のカウンセリングですが、私は一度も見たことはありません。
途中で心理士に呼ばれたこともありません。
ひたすら1時間、待合室でボヘーっとするのみ
まさに、桜子と心理士のワールド
そして、何をしたのか、何を話したのかすら教えてもらえません何言われているのかしら。。。
ただひとつ「箱庭療法」をしていることだけはわかっています。
「箱庭療法」は、心理療法の中でも有名なものの一つです。
砂の入った箱の中に、動物や植物、建築物などのミニチュアのおもちゃを自由に入れていき、箱庭をつくるというもの。
出来上がった箱庭やそのストーリーなどに、その人物の心理が反映されているそうです。
こういうもの。
「箱庭療法」は、1929年ロンドンの小児科医が「世界技法(The World Technique)」として始め、「ユング心理学」を学んだD.カルフが発展させたものです。
日本では1965年頃導入され、多くの児童相談所などで使われてきたそうです。
私も児相の心理室で、箱庭のグッズを何度も見ました。
動物や恐竜、人や木、家、橋が実に精工に作られていて、見ているだけでも飽きません
ことばで自らの気持ちを表現することが難しい子どもや、伝えることに抵抗があったり、無意識に防衛してしまう人に対して使われてきたアート・セラピーの1つです。
これがベースとなる箱庭の砂。これを土台におもちゃを置いていきます。
まあ、単なる砂遊びのプレイセラピーですが、砂遊びは誰もが子どもの頃に体験しています。
なので、この療法は子供に限らず、高齢者まで行えるものです。
手触りの良いサラサラとした砂を触ること自体にリフレッシュ効果がある上、砂で遊ぶことは心を子どもの頃の状況に連れて行ってくれ(=「退行」と言う)数多くのミニチュアを好きな場所に置くことで、想像力を刺激してくれるのです。
これを書いている途中、めっちゃ思い出したことが
4歳頃、桜子の心理状態をはかるために箱庭療法をとある施設で行いました。
この時はこの時で、相当手に負えなかった
言葉ばかり達者で、常に一人で怒っていて、なんだろコイツ的な
すると、桜子、このプレイセラピーで上におもちゃを置いて遊ぶどころか、
可愛いと思ったおもちゃをことごとく砂の中に隠してしまったのです
まるでが宝物を土の中に埋めてしまうように。。。
しかも、普段几帳面で汚すような真似も絶対しないのに、砂を床に散らかしてまでもおもちゃを隠すのに必死だったようで
この深層心理やいかに。。。
心理士も驚いたそうですが(←児相つながりの仲良し臨床心理士です)
自分のことを周りに理解されない苦しさを閉じ込めている。
強すぎる不安感を、年齢的にまだ言葉で表現できていない。
という結果が出ました。
この頃は、私たった一人で桜子と向き合い、闘っていたなぁ
まさか、こんな子だとは思わずに。
そしていまだに、本人は底知れぬ不安感と闘い続けています。
おそらく一生。。。
この箱庭療法は、完成した作品だけでなく、そのプロセスからも作成者自身の「気づき」が生じるそうです。
心理士の見守りとちょっとした声掛けによって、今自分が何を考えているのかの「自己理解」が生まれていきます。
絵で表現する方法もありますが、絵が描けない幼児、苦手な子供たちも、砂の上に好きなおもちゃを置くだけなら簡単に気負わずできる。
そこでは嫌なことも考えず、起きたことを話すこともない。
ただ、ゆったりと楽しい時間だけが流れます
病院の帰り、桜子に「何の作品を作ったの」と聞きました。
どうせコヤツのこと、無造作におもちゃを置かず、壮大な全体像を頭に描いてからまとめたに違いない
すると、予想の斜め上の言葉が返ってきました
「未来都市」
今はまだない空想の街だけど、もし実現できたら、こんな美しくてきれいな街ができるかもしれない。
大きな川に橋をつなげて、緑をたくさん植えて、遠くにビル群をまとめた。
その街では、人や動物が悩み事もなく共存して幸せに暮らしているの
と楽しそうに教えてくれました
うんうん、君なら将来できるかもしれないよ
その豊かな発想力が、苦しい心、悲しい心で押し潰されないように、母は一生懸命手を尽くすのみです。