今、2人でドハマりしている漫画「はじめアルゴリズム」
5巻まで読み進めました
最初は5年生の主人公、ギフテッドだと思っていたけど、だんだんとわかってきました。
純粋で、ひたむきにただ数学が好きで、周りにも気配りができて空気が読めて。
誰でも彼のことを好きになる。(しかもイケメン)
なによりコミュ力が半端ない。。。。
ただの天才じゃん
あまりギフテッドの定義に当てはまらない。
過集中はあるけれど、それくらい
支援も理解も必要のない、ただの天才君でした
登場人物の背景が次第にわかってきました。
実在の数学者、岡潔さんをモデルにした、はじめを引き取って数学の特訓をしている老教授は、数学を突き詰めるあまり、奥さんを不幸にさせ、息子を自分より優れた数学者にさせようと無理強いさせたことを、老いて悔い続けています
一方、息子は、数学は叩き込まれてなんとか就職したものの、働く気力が失せ、今はニートで親の金庫から度々お金を盗んでいます。
教授はそれも後悔の念からか、見て見ぬふり。
息子は「俺がこうなったのは全て親父のせいだ」
もういい年齢です。30歳は過ぎている。40近いかも。
なによりも「俺は数学が好きではなかった」
私はされたことはないけれど、好きではないことを無理強いされるのは子供にとって何より辛いことだと思います。
親の期待値が高ければなおさら。
たとえ途中まで好きだとしても、それを強制されたら好きではなくなるでしょう。
趣味を仕事にするのと同じ感じかもしれません。
自分の悲惨な人生を親のせいにするのは簡単です
でも、恨み言ばかりでは幸せな道を歩めない。
自分で気づかない限り、思考を変えることは困難です。
私も30歳近くでそのことに気づきました
架空の人物とはいえ、登場人物それぞれの苦しみをあまりにもリアルに捉えている。
この漫画家、天才だな
出てくる数学の理論は全くわからず読み飛ばしていますが、深い学びのある漫画です
教授の息子は優れた才能を持って数学が大好きなはじめに嫉妬していますが、自分自身の道を歩めればいいなぁと、架空の人物ながらに思いを馳せていました