気づけば1週間以上あいてしまいました
近況報告ですが、最近の桜子、すっかり落ち着いています。
学校でも問題行動は起こさず、担任にも褒められます(私が)
どうやら漢方薬がうまく効いてくれているようです。
このまま夏休みまでトラブルなく突っ走っておくれ~
さて、お受験シリーズ。今回はおはなしの記憶について。
(クローゼットの奥底から引っ張り出してきました)
おはなしの記憶は、国立附属小受験ではテッパンの内容です。
先生が物語を読み、子供たちは黙ってそれを聞いて、
読み終わるとテスト用紙を開いて、問題に答えていきます。
なんの問題が出るかはわかりません。
したがって、何を記憶するのかは、ある程度のコツが必要です。
ではいきます。
皆さん、一読して記憶してください。
今日、6月18日はどうぶつ王国のオリンピックです。
公園では開会式が行われ、くま君が開会のあいさつを行いました。
身体は大きいけれど、はずかしがりやなくま君ですが、大きな声で言えました。
最初の競技は競歩です。
ゴールの公園の池を目指してうさぎさんとねこさん、パンダ君がスタートしました。
毎日一生懸命練習した頑張り屋のパンダ君が優勝しました。
惜しくも2位になったうさぎさんは、悔しくて涙が出そうになりましたが、我慢しました。
ねこさんは池に飛び込み、お魚を捕まえて食べてしまいました。
次はマラソンです。
スタートラインに並んだ選手たちですが、あわてんぼうのサル君は、スタートの合図の前に走り出してしまい、失格になってしまいました。
サル君はお母さんに叱られおやつをもらえませんでした。
マラソンのゴールは山の上です。
坂道を誰よりも早く走り優勝したのはきりん君でした。
閉会式では、パンダ君ときりん君が金メダルをいただきました。
おしまい。
問題
①開会式のあいさつをしたのは誰ですか。動物の絵に〇をつけましょう。
②金メダルをいただいたのは誰ですか。動物の絵に△をつけましょう。
③合図の前にスタートしてしまい失格なったのは誰ですか。×をつけましょう。
④泣くのをがまんしたのは誰ですか。◎をつけましょう。
⑤池に飛び込み魚を食べてしまったのは誰ですか。□をつけましょう。
⑥競歩のゴールはどこですか。
⑦マラソンのゴールはどこですか。
いかがでしたでしょうか。大人でも難しくないですか?
これ、声に出して読んでみましたが、2分弱かかります。
子供たちは2分間、黙って集中して話を聞いて記憶し、
これらの問題を制限時間内に解いていくのです。
多くの子供がおはなしの記憶は苦手らしいです。
なぜなら、普通の人は、聴覚優位ではなく視覚優位だからです。
実際、目で読むと難なく理解できた方も多いと思います。
この問題はまだ比較的簡単な方です。
もっと難しくなると、これに数字が入ってきます。
例えば、池にはチューリップが2本、パンジーが4本、ひまわりが3本咲いていました。
問題:2本だったのは何の花でしょう。
みたいな。
覚えられるのも限度があります。
もう、何が何だか、パニック状態です
この問題をこなすポイントは、
どの動物が何をしたか。
1位、2位は誰か。
さらに、見逃しがちなのが1行目。
今日6月18日のキーワード。
1行目には日付や行った場所などが来ます。
だいたい問題に出てきます。
そして一文目なので、子供たち、すっかり忘れてしまう子が多いです
お受験におけるおはなしの記憶の目的は、
集中力があるか
静かにしていられるか
先生の話を聞いていられるか
記憶力の有無
(何にポイントを絞って記憶できるか)
ということで、結局、その子の総合力が求められます。
苦手なお子さんは、ひたすら問題文を解くのみ。これに尽きます。
塾でも、この練習に時間を割いた子が多かったそうです。
うちは、桜子が聖徳太子の耳を持っているので、
テストで一度も間違えたことはありませんでした。
「どうやって覚えてるの?」
「全部丸暗記」
と答える子だったので、参考にはなりません。すみません
いずれにしても、お受験に限らず、
普段から親が読み聞かせをしていれば、
子供の耳と記憶力が自然に鍛えられると思います。
少し長めの物語であること、
初めて聞くおはなしであることがポイントです
おはなしの記憶は
子供だけじゃなく、大人の脳トレにも良さそうですね。
さくらのmy Pick