ちょっとしたミニシリーズになりましたが、

今回は解決の話。次回、その後の変化を書きます。

 

 

 

 

まず最初に、桜子がかかっている主治医について。

 

 

主治医は長男が小学生の時からかかっている女医さんで、

7年来の付き合いがあり、私が最も信頼を置く専門医です赤薔薇

長男の行動に頭を抱える私にいつも優しくアドバイスをくれ、

長男本人に対しても励ましの言葉を寄せてくれます。

子供のことをボロクソに言う私をよく否定してくれる先生でもありますニヤニヤ

 

 

彼女は医大の助教授で、児童精神発達のエキスパートです。

医大の児童精神発達科は、市内一と言われるほど腕の良い専門家がそろっており、

新患は数年待ちの状態でしたが、

それでも人気が殺到しているため、

現在は新患をお断りしているほどです。

 

 

しかし、桜子に関しては長年かかっている長男のきょうだいということで、

新患扱いではなく、特別枠でWISK検査が受けられ、

今後も継続的に主治医として診てもらえることになりました。

その点で、我が家は非常にラッキー星ですチョキ

 

 

 

 

大きな問題を抱えて困っている私たち親子は、

最後の希望の光として、GW明け、主治医の元を訪ねました。

 

 

私の用意していった提案は2つ。

 

①漢方薬を処方できないか

 

②認知行動療法をしてもらえないか

 

 

これは、4月のスクールカウンセリングで、

カウンセラーと相談し合って決めた内容でした。

 

 

以前、いただいたコメントに漢方を勧めてくださった方がいて、

大きなヒントになりました。

本当にありがとうございますお願いえーん

 

 

 

まず、①漢方薬の提案をしたところ、即答で

お母さん「いいわよ。漢方薬はよく処方してるの。

行き詰って困っている親子にね」

ガクッゲッソリガーンズッコケました。もっと早く言ってくれよアセアセ

 

 

そして、出していただいたのがこれ。

 

ツムラの「抑肝散間陳皮半夏」(ヨクカンサンカンチンピハンゲ)

 

 

効果は、

神経症、不眠症、子供の夜泣き、神経過敏、更年期障害などの症状に

幅広い年齢で使用できるものです。

 

 

主治医の説明では、

 

神経が穏やかになる薬なので、

気分が上がり過ぎている子も、下がり過ぎている子も、

ちょうど良い真ん中の位置に持ってきてくれる

 

とのこと。

 

 

赤ちゃんの疳の虫にも効くし、生理前のイライラにも効く。

桜子のような神経が高ぶっている子にはまさに打ってつけ。

ちなみに、私もイライラした時に飲みなさいと勧められました。

更年期だしね~悪かったわね~真顔

 

お母さん「実は私も普段から飲んでるのよ~。

夫がその辺に靴下を脱ぎ捨てていたら、

いつもは『なにこれムカムカ』って怒るんだけど、

この薬を飲むと、夫の靴下にも腹が立たずに

『洗濯機に入れてね』って優しく言えるの」

 

と、先生の実体験に基づいたお話まで飛び出しましたニヤニヤ

 

 

 

えー「飲み慣れて、効かなくなることはありませんか?」

お母さん「漢方だから、薬と違って飲み慣れるということはないわよおいで

 

 

 

 

ただし、量が多くて味も独特で、飲みづらいのが漢方薬の難点。

アイスにかけるとかジュースに混ぜるとか、

中には味噌汁に入れる人もいるとかガーン

 

まあ、そこは頑張ってクリアするということで、

とりあえず1ヶ月分処方してもらいましたチョキ

 

 

ビーグルしっぽビーグルからだビーグルからだビーグルからだビーグルからだビーグルからだビーグルからだビーグルからだビーグルからだビーグルからだビーグルあたま

 

 

次に②の認知行動療法について。

この医大では認知行動療法も併せて行っています。

 

 

藁にもすがる思いで提案しましたが、

主治医はキッパリ言いました。

お母さん「認知行動療法は必要ない。桜子ちゃんに必要なのは、

アンガーマネジメントonlyよ」

やっぱり!?でも、それ耳タコよ、先生真顔

 

 

 

認知行動療法とは、

起きた出来事に対し、適切な思考や言動をして、

適切な結果を得るというもの。

 

 

簡単に言えば、

 

①喧嘩をした→ごめんねと謝る→仲直できる

②親切にしてもらった→ありがとうとお礼を言う→お互い良い気分になる

 

 

これは、主にASDや知的障害、鬱やパニック障害などの精神疾患を持つ人が

マイナスな行動や思考に陥らないよう、

適切な行動を学ぶために行う療育です。

※他害を持つお子さんによっては認知行動療法が向いている場合も多いです。

やっている施設については医療機関で問合せしてみてください。

 

 

 

スクールカウンセラーも言っていましたが、

複雑な療法はさておいて、

とりあえず「ありがとう」「ごめんね」の二言が言えれば

学校でのトラブルは回避できるケースが多いと。

その通りだと思います。

 

これは家庭でも、ソーシャルスキルトレーニングの本などを参考に、

たくさんの事例を扱って簡単に訓練できるものです。

 

 

チューリップチューリップチューリップチューリップ

 

 

では、桜子にはこの療育が必要ないとはどういうことか。

それは、桜子は適切な行動が脳みそでは理解しているから。

自分が間違った行動をしていることも脳みそでは理解しているから。

 

 

本人も気持ちが安定している時は、模範的なくらい適切な行動をします。

担任もそこを注目して、人一倍みんなの前で桜子を褒めてくれます。

 

桜子がダメな行動ばかりする子じゃないと同級生に知らしめ、

嫌われないようにという担任の配慮です。

とっくに嫌われてるだろうけどね真顔

でも、ホントこの先生が担任で良かったと心から感謝笑い泣き

 

 

 

なので、いくら認知行動療法をやっても意味がない。

必要なのは、咄嗟の怒りをコントロールすること

この一言に尽きるのだ滝汗

 

 

滝汗「あのぅ先生。。。アンガーマネジメントは散々やってますが。。。」

真顔「学校でやってもらわないとダメなのよ。問題が起きた時、その場で。

担任の先生は正しい知識を持ってらっしゃるの?」

 

 

正しい知識。。。。そう言われて思い当たる節がありましたびっくりハッ

 

 

担任が子供の発達障害に詳しいかは知りませんが、

もちろん一般的な子供の扱い方は心得ています。

ただし、問題が起きた時、解決しようとはするけれど、

昼休みが終わるなど時間が足りなくなると

とりあえず互いに謝らせて、うやむや状態で終了してしまいます。

これは一人でクラス全員を見なければならないので、仕方のないこと。

 

 

でも、桜子の思考は複雑なので、子供特有の

「ごめんね」「いーよ」では済まされないのです滝汗メンドクサイやつめむかっ

 

 

こうして桜子が納得いかない結果になった時に、

抑えていた怒りが爆発して、時間差で

桜子の他害が発動してしまうのですゲロー

 

 

最近になって、担任も私もこのことに気が付きました。

 

 

 

ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺

 

 

主治医の助言として、以下の提案をもらいました。

 

 

赤薔薇他害と自傷はともに「人」に向かう危険行為なので、

怒りを「人」に向かわせないよう、「物」に当たる方法を検討する。

👆この方法は学校では使えないので家でやってみます。

桜子は自傷(爪噛み)も持っています。長い話になるのでいずれまた笑い泣き

 

 

赤薔薇学校で話し合いしても本人が納得しない時は、集団に戻さない。

保健室に行かせたり、他の先生が話を聞くなど

頭を冷やして怒りを鎮めさせながら、大人と一緒に振り返りをする。

 

 

 

これはもう、学校側の協力が不可欠です。

担任だけでなく、多くの先生を巻き込まなければなりません。

 

 

それでも希望の光はかなり見い出せました拍手キラキラ

具体的な対処法としては、今までにない前進ニコニコ

 

 

この日、お宝ゆめみる宝石でもgetしたかのごとく、

漢方とアンガーマネジメントの新たな方法を手に入れた私は、

病院帰りに上機嫌でスタバに寄り、

クリームてんこ盛りのバニラクリームフラペチーノパフェを奮発してあげましたお願い

普段は絶対買わない。高いもんえー札束

 

 

明日から頑張ろうねドキドキドキドキドキドキ

 

などと女子同士楽しく会話しながら帰路につきました。

いつもはこんな感じです。私も毎日鬼ではありませんニヒヒ

 

 

 

 

桜子のこと、嫌い嫌いムキーって何度も思いながらも、

私って結局桜子のために全身全霊で頑張ってるなぁと思いますチュー

👆自分が人様から文句言われないためでもあるがあせる

 

誰からも褒められないので、自分で褒めてあげることにしますニヤニヤ

ゴールはまだ見えないけど、いつか私の努力が報われればいいけどね。

 

 

チューリップチューリップチューリップチューリップ

 

 

次回は最終回。

薬を飲み始めた桜子の変化についてお伝えします。

 

今回の記事が、

桜子と同じく他害の困りごとを抱えている保護者の方のご参考になることを願ってお願い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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