おはようございます😊


起きたら雨でした


サッチャんは雨だと神経痛でもいたいのか?元気がありません。96歳だからね、しかたない


昨日から少しずつ見ていた映画「丘の上の古本屋」が見終わりました


アフリカ人の少年とイタリアの古本屋さんを営む老人の心の交流の話です


素敵なイタリアの風景は、もし映画館だったら空気までイタリアになったろうなあという透明感溢れる映像でした


舞台は主に古本屋さんの店内です


小さな小さな古本屋さんですが、店主はすべての本や時代背景までゆったりした口調で引き込まれる話し方です


ある日、入り口のガラス越しに店の外にある漫画の本を手にとって見ているアフリカ人の少年を見つけます


古本屋さんはいつも入り口の正面にある机でなにかを読んで座っています


立ち上がると少年のところにいき


「学校は休みか?」


「塀が崩れて工事中だから今休み」


店主は嘘を見抜きます


「本は好きか?1冊持っていっていいよ」


「払えない」


という会話から二人の交流が始まりました


古本屋はこの子には店の本を売らず、貸すことにします


「大切に読む」「きちんと返す」


と約束をして


少年はきちんと約束を守り、大切そうに本をかかえて必ず公園に行きます


空いているベンチに座り、本を広げ声をだして読み始めました


少年や古本屋さんの家も生活もでてきません


なのでわたしにはどこか現実ではないような、でも現実でもあるような、不思議な感覚で映画の中にはいっていました


漫画本からピノッキオ、イソップ物語、星の王子さま、トムソーヤの冒険、アンクル・トムの家やがて白鯨まで読む少年


「医者になりたいのか?」


と訪ねる古本屋さんに


「なりたいんじゃない。絶対になるんだ」


決意がすごい・・・・


それを知った古本屋さんの貸す本がだんだんと変化していきます


密林の医師・シュヴァイツアー、そして自分がもう長くないと知っていた古本屋さんの店主がある日、少年に最後に本をあげます


「とても大切な本だから、君も大切に持っていてほしい」



「世界人権宣言」という、少年の小さな両手に入るくらいにうすくて小さな小さな本でした



翌日、読み終わった少年は感想を話に古本屋さんに行きます、が。


古本屋さんは亡くなっていて、少年に手紙が残されていました



「あげた本はきっと必要なときがくる。大切に持っていてほしい。店の本は遺言で好きなだけ君がもっていっていいように


かいてある。欲張ってすきなだけもっていくといい」





世界人権宣言第1条


すべての人間は、うまれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利について平等である。

人間は、理性と良心とを授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない

(国連広報センター・世界人権宣言テキストより)



今日は友人が来てくれます🍀

新茶と葛餅でお茶会です❣️

皆様も素敵な1日となりますように