最初はナースセンターの真っ正面のへやでドアは開いたままだったようです


記憶にないので夫の話です


手術のあとはみなさん、たぶんそうなんだろうと思います


集中治療室ほどではないですがいくつかのピッピッと鳴る機械がへやの真ん中に移動したベッドのまわりにあったそうです


それだけ大きなダメージというか負担がからだにあったということなのでしょうか。


ろれつはまわらないししゃべる速度もゆっくりだったそうです


目は見えなかったみたいです


手術をした先生方は3人くらいで毎日回診にみえたそうです


いくつか記憶に残っているいることがあります


ひとつはゴッドハンドのハゲの先生がベッドに寝ているわたしの高さまできて(おそらく膝を床についたんでしょう)


わたしが「なぜわたしはここにいるんですか?」と聞くと(しつこいほど毎日聞いていたそうです)


「あなたはくも膜下出血で倒れて入院して手術をしたんだよ」と優しく手でわたしの手を包み込んでくれながら


さとすようにゆっくり話してくれました


目が見えなくて不安だったし頭痛はどん痛が24時間続くし、からだは動かないし不安だらけだったけど


先生の暖かい手のぬくもりとさとすようなゆっくりした話し方ですごく安心した素敵な記憶ですね


記事を書き出したときはいくつか頭に浮かんだと思うのですがもう忘れました


ブログを始めたのは1年くらい前だったかしら?


そのころはスラスラかけていたから何らかの症状がまた出てきたのかもしれませんね


もうこれ以上はいやだから全部老化で片付けようと思います


この病気になって失うものがすごく大きかったように感じていましたが


今考えると得るものも大きかったし、それはこの病にならないと得られないものだったと感じています🍀


下は退院してきてから1年目くらいの千切りを再現しました


上は現在の千切りです


千切りひとつにしても奥が深いんだな、というのは倒れてから復帰してリハビリを通してわかりました


家族が口にいれたときに太いとじゃりじゃりするんですね


でも、元気なときは文句を言われていましたが(大雑把なの)


倒れてからは「よくがんばったね。すごく美味しい」


千切りだけで、ですよ😊


「歯応えに味がある」と笑


でもね、自分で食べてみると本当にキャベツの味がすごく甘くておいしくてびっくり


アリ。です😊