サクラです。素直に信仰してたはずの私に小さなヒビが入ったのを自覚するできごとがありました。
※完全に壊れたきっかけはまた別にあります。
その日は婦人会例会に参加していました。話の中で、まずは我が子をお道へ導いて…と講師が強めに言っているのを聞いて、何かが小さくピキッと音を立てた気がしました。
子どもは思い通りにならないことを子育てをして嫌と言うほど知ったからです。親がこうしてほしい・こうなってほしいと思うのと、子どもの状態は完全に別物。
そして、小さいながら、すでに「宗教の自由」という言葉を知っている。
「私は天理教には ならないよ」とはっきり言われたこともある。
(ちなみにお道ではたしかに、「子どもは思い通りにならない。心通りだ」と言われるが、コントロールするという意味では同じなので、ここでは一緒くた に使います)
…というような状況なので、娘を天理教信者にできる気がしませんでした。
やり方がわからない。母みたいに、脅して怒って黙らせて……なんて、殺されたってやりたくない。
そもそも、天理教用語を使ってみる自分も気持ち悪くて仕方なかったです。おいおい、そんなこと思ってないだろ、鳥肌たってるよ、ってもう1人の自分が言うんです。
私の母の、独り善がりな勇みや説教と重なっていたのかもしれません。
私には教えを伝えることは無理だ……
こうして、小さなヒビはやがて完全に壊れてしまうのを助長したのは間違いないありません。