「さもなくば、神さまに命とられる」と、育てられたサクラです。(前回の記事参照)


 どーせ死にたいからね。それならその方が幸せだよ……と思えたところで、悪魔の声が脳裏をよぎりました。


 「不幸になるのは自分じゃなくて、夫だよ。それとも娘たちかな?」

 「事故にでもあって、逆に自分だけは助かるんじゃない?そして夫や娘を亡くした絶望を背負ってあなたは生きていくんじゃない?天理教から離れようとした罰として。ヒヒヒ」と。

 「そして見せしめのための感話をさせられるんだろうね?『天理教から離れようとして、家族を失いました。やっと目が覚めました。天理教から離れては生きられないのよ!3分間待ってやる!』てな内容で。」


 うわあ…イヤなパターンだ。神さまはその人の1番の弱点を知っていて、そこをついてくるのか… もう なすすべ無し。





 「心の内部まで侵食してしまう宗教の怖さ」って話ですよ。とくに小さい頃から植え付けらた根っこはどこまでも深い。