先月の末
栃木県の奥日光へ

スノートレッキングを楽しんできた


東武日光駅から
湯元温泉行きのバスに乗り

赤沼バス停で下車

フガッ  フガッ

鼻息荒く
駆け出そうとする自分に

「待て」と号令をかけ

雪道仕様に 身支度を整える


バス停から すぐの出発地点

トイレや東屋があるので
準備をするのに とても助かる


ワカンも用意してきたけど
雪道がしっかり踏み固められていたので
ひとまず 軽アイゼンで出発!



野鳥の声が 澄んだ空気に響いて
テンションあがるー



今回のトレッキングで
一番楽しみにしているのが

『庵滝 (いおりだき)』の氷瀑


赤沼から小田代原を経由し
弓張峠へ

弓張峠から庵滝までは
ハイキングルートが存在しないので
地図や案内板にも出てこない


ちょっと心配だったけど

秘境とはいえ
今や訪れる人も多いようで

しっかりトレース(踏み跡)があり
道迷いなく進めそう


悪天候や新雪が積もれば
トレースが消えることもあるので要注意



どんどん雪が深くなっていく


よそ見してたら
ボスッと膝上まで踏み抜いた


トレースを外れると
踏み抜き箇所や半凍りの川が
雪下に隠れていることが多いので
要注意



弓張峠から 地図にない道を
1時間くらい歩いたかな



はじめましての

庵滝ーーーー!!!


ドーーーーン!!!


ドドーーーーン!!!


ドドドーーーーーン!!!!


引きで撮っても 入りきれない!


なんと滝の裏側へ!

見事なブルーアイス!


雪の妖精の仕業かしらん? なんて
メルヘンチックな空気じゃないな

ピーンと張りつめた
禅の世界というか…

「静」と「動」を
同時に感じるというか…


んー…
格好いい表現を絞り出そうと
無理してる感…



実際には  滝を目の前にすると

「スゴーーーイ!」

しか出てこなかった…


そう  もう言葉は多く要らんね


朝買ってきた パン(潰れてた)で
ささっと簡単に済ます食事も

滝を見ながらだと
贅沢なランチタイムに


身体が冷えきる前に出発しよう

最後にもう一度
滝を目に焼き付けようと 振り返ると

誰かが作った雪だるまが
手を振って
見送ってくれてた w





帰りは小田代原まで戻り
戦場ケ原を右手に見ながら
光徳入口バス停へ

(湯滝を経由して 湯元温泉まで歩きたかったが
時間の都合で断念)






目的地の見所や
アクセス情報なんかを
簡単に入手出来る 今の世の中


事前に予習してても
こんなに感動するんだから


昔 何も知らずに
この氷瀑に出くわした人は
どんなリアクションしたんかな


やっぱり「スゴーイ!」を
連発したかな


私の 「スゴーイ!」
(本当だー写真で見た通りだー)
とは また全然違うよな


もしかしたら
息をのんで しばらく動けず
言葉すら出てこなかったかもな




今回 滝付近のルートはなく
GPSアプリに頼れない経験を
したせいなのか


ネットや情報もほとんどなかった時代に
思いを巡らせながら



暖房の効いたバスに乗り込み


帰路についた






案内板には滝の位置が載ってない
(このブログでは敢えて位置は示さずw)