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下手ぞとて 我とゆるすな 稽古だに つもらばちりも
やまとことの葉
                  島津忠良

 

(へたぞとて われとゆるすな けいこだに つもらば
 ちりも やまとことのは)

 

意味・・いくら下手でも稽古をおろそかにするものでは
    ない。毎日少しずつ稽古を積み重ねれば必ず上
    達する。「塵も積もれば山となる」の譬えどお
    りである。

 

作者・・島津忠良=しまづただよし。1492~1568。薩

    摩藩の戦国武将。

 

出典・・高城書房篇「島津日新公いろは歌」。