今日は、
ずっと書きたかった夫の成長について
書き残しておこうと思います。


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最近、息子は日々できることが
増えてきて
その成長の速さに驚かされるのですが、

私が同じくらい驚いているのが
夫の成長です。


夫の様子については
過去の記事で何回か書いてきましたが、

闘病生活がひと段落し
ふと過去を振り返ってみると、

その成長ぶりは
めざましいものがありました。



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夫は、息子が生まれる前は
ほんとうに子どものようでした。


息子を妊娠していた時は、

「(私)にとっての1番が、俺じゃなくなる
 のが嫌だ」

「(息子)はライバルだ」

と冗談ぽく言っていました。



でも私は、そんな事を言っていても

夫は愛情深い人だから

息子が生まれたら
絶対に可愛がってくれるという
確信がありました。



私の確信はやっぱり当たっていて、

夫は、息子が生まれてから
日に日に息子への愛が大きくなっているようで



仕事から帰ったらすぐ
リビングのドアから 遠くの息子に話しかけて

息子が夫に気付いて
ニコッとするまで何回も名前を呼び、

(毎日これをやっているため、夫は
 「息子の眼は見えている」と信じて
 疑っていないのだと思います)


その後いそいそと
うがい手洗い着替えを済ませて、

すぐに息子を抱っこするのです。



どんなに疲れていても
必ず毎日お風呂に入れてくれて、

お風呂上がりの保湿とマッサージまで
してくれます。


休みの日は
離乳食も食べさせてくれます。



これが

いやいやではなく、
義務感でもなく、

楽しそうにやってくれるから

私はいつも2人の姿を見て
幸せをもらっている気持ちになるのです。




息子のお世話をしながら

「はやく話せるようになればいいのに。
 いつ話せるようになるの?」

と私に聞いてきたり、



ゲームをしている最中にも、

「(息子)が大きくなったら、
 これで一緒に遊ぶんだ」

とも言っています。




私達は出不精で、
夫婦2人ともあちこち出掛けて歩く
タイプではないのですが、

唯一、何度も泊まりに行っている
大好きな旅館があります。

夫は、息子がもう少し大きくなったら
その旅館に息子を連れて行きたいとも
言っています。



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今までは夫婦2人で
それはそれで毎日楽しかったのですが、

息子が生まれてから

闘病は辛かったけど
それ以上の幸せがたくさんあって



なんでもない普通の日が

楽しくて、楽しくて

仕方なくなりました。





そして何より、

愛おしそうに息子を見ている夫の表情が
とても穏やかで優しくて、

どんな言葉でも表現できないくらい素敵で、
大好きになりました。




私はいつも その表情を見るたびに

幸せな気持ちになります。




夫はきっと これから先
どんなことがあっても

私のことも
息子のことも

絶対に守ってくれるに違いないと
心から信頼しています。




皮肉なものですが、
闘病を経験したからこそ

夫は より一層 父親として頼もしくなり

私は より一層 夫への信頼が深まったと


改めて思ったのでした。