今回から過去のお話です。


妊娠中に感じていた不思議な予感について
数回に分けて書きたいと思います。



このブログは、
息子が大きくなったら
皆様のコメントもぜんぶ含めて

(できることなら、自分の眼で)
息子に読んでもらおうと思って
書いてきました。




ただ、
いつ読んでもらおうか…
とまでは深く考えていなかったのですが、


で 20歳の息子と会ってから、

「息子が20歳になった時、
 このブログを何らかの形にして渡そう」

と決めました。



なので今回の記事も

元々は
書こうかどうしようか迷っていましたが、


息子に伝えておきたかったことなので
書くことにしました。


嘘のように聞こえる部分もあるかも
しれませんが、すべて事実です。


…………………………



夢の記事で

20歳の息子は私に会いに来てくれましたが、


実はその前にも
何回か来てくれたことがあります。




私が不妊治療をしていた時のことです。


その時の私は、
赤ちゃんに会いたい、会いたいと
毎日毎日祈っていました。


そんな ある日の朝のことです。



その日の天気は素晴らしくて

ゆっくりと動く雲の隙間から見える
お日様がキラキラ眩しくて

あの雲の向こうには きっと赤ちゃんがいて、
私たちのことを見ているんじゃないかなと


ぼんやりと思っていました。



私は空に向かって

「どうか赤ちゃんが来てくれますように」

と、
お祈りをしました。





しばらくお祈りをしていると、


ふわっと

「今じゃないよ」

という声が聴こえてきたのです。





でも、その時の私は 素直に
その声に耳を傾けることができませんでした。


「いまの声は ただの気のせいだ」

と思ってしまったのです。



「いまは妊娠できない」という、
自分に都合の悪い言葉だったので

頭の中でその声を消してしまったのです。




でもその後、不妊治療を続けても
一向に子どもを授かることができなくて


あの声は赤ちゃんの声だったのだろうか…

と思うようになっていました。



…………………………



不妊治療を続けても子どもに恵まれず
もう諦めようか迷っていた時、


「今じゃないよ」


という言葉を思い出しました。




今じゃないということは、
いつになるか分からないけれど

もしかしたら 赤ちゃんは
来てくれるのかもしれない。


今は赤ちゃんが来たいタイミング
ではないのかもしれない。



それなら、赤ちゃんが
来たくなったら来ればいい。


ここは一旦諦めて、
私は、私の人生を生きよう。



そう思い、
自ら不妊治療に終止符を打ちました。



不妊治療を諦めた私はその後、
医学部の受験を決めます。


赤ちゃんは来てくれるかもしれないし
来てくれないかもしれない。

どちらになったとしても

自分の人生を悔いなく生きようと決め、
医学部受験の勉強を始めたのです。



その後、思っていたより勉強が楽しくて

赤ちゃんのことは
頭からすっかり消えていました。




その時の私は、

医学部に合格する

ということだけに意識が向いていました。



そんな時に息子は
私たちの元に来てくれたのです。



長くなるので、つづきます。



…………………………


皆さんが
「息子の眼は見えていると思う」
と言ってくださって、

私の気持ちがだんだんと
上向きになってきました。


言葉の力は偉大だなあと
しみじみ感じています。

皆さんが「見えている」と言ってくれると

ほんとうに息子の眼は見えているように
思えてくるのです。

ほんとうにありがとうございます。

いつも励まされています。