あたしは文字を
文字どおり
読むようにした方がいい。
たとえば
「私はケーキを食べました」
この一文から読み取るべきは
そのひとがケーキを食べたという事実だけ。
それ以上でもそれ以下でもなくて
だから深く掘り下げてはいけないよ。
そう人生の先輩にアドバイスをされたのは
3年前。
納得もしたし努力もしたけど
やっぱり
あたしには無理みたい。
「私はケーキを食べました」
へえ!いいねえ!
ねぇ!
どんなケーキを食べたの?
どこで食べたの?おいしかった?
お腹いっぱいになった?
きっといましあわせな気分で
これを書いたんだよね?
なんて
瞬時にこの妄想。
我ながら少し怖いけど。
これがあたしの日常。
誰かが文字を紡ぐ。
その裏には
何があるのだろうと
考えを巡らせてしまう癖。
こいつのせいで
地獄にはまることも多いけれど、
治らないし
治すつもりもない。
いまや
Twitterの短文から
友達のいまの状況や心情を
理解したくて
想像するという
かなり無茶なことをしてる。
はなっから無理だけど
でも巡らせてしまう。
友達の文字が
パステルカラーに感じられる瞬間は
とてもしあわせで。
そう。わかってる。それは自分のエゴだって。
だって
好きなひとには
しあわせでいてほしいの。