--記事からの抜粋--
試行錯誤力
「正解しなければならない」「高得点を取らなければならない」という方向に意識が向くと、自分で解き方を考える学習よりも、手っ取り早く解ける方法を教えてもらう学習を選ぶようになってしまいます。
--記事からの抜粋--
娘は塾(算数)の先生に恵まれていたと言えるでしょう。
受験算数の知見が全くないわが家、そして妻の性格からして、
手っ取り早く解ける方法を教える学習
に道を外していたとしても全くおかしくありませんでした。
4、5年生では家庭学習で試行錯誤する時間を強制的に確保するためのプリントを
宿題とは別に塾からもらってさせられていました。
(解答解説は配られません)
もちろん解法パターンを本人は知らないので正解することはほとんどできませんでした。
入試過去問のことが多かったのでネット検索すれば解答解説を見つけることもできたでしょう。
実際、親が介入して「正解」を持たせるご家庭もあったようで、正解する目的のプリントではないからと保護者会では先生が仰っていました。
分からないなりに書き出して条件整理をしてみたり、手を動かしてなにか法則はないか考えてみたり。
1週間でたった1枚のプリントでしたが2時間、3時間かけて唸っていたこともありました。
今思えば、試行錯誤力を鍛えて頂いていたのですね。
もうひとつ、先生から言われて娘が必ずしていたことは
答えが正解でも必ず解答解説を読み別解を考えることです。
こちらも上記の記事に家庭での実践方法として書いてありました。
まぁ、妻はそのプリントに取られる時間が大嫌いでしたが。。。
中学受験とは、終わってみなければ正解だったか分からないこと(学習内容×子どもの資質×性格)はたくさんあります。