国語は4年生くらいまでは扱われる素材文が分かりやすく、要領が良くて器用なお子さんであれば比較的取りやすかったと思います。
それが5年生になった頃から文章が長くなり、理解しにくい素材文になり、記述の採点が厳しくなり、6年生になると要素のストライクゾーンが非常に狭くなります。
選択肢も迷わせる構成になってきて、チョロチョロ落とすようになりました。
文章が長文化・難化することで焦りが出てしまうことも抜き出し文字の書き間違えにつながり、失点してしまうことが増えました。
そんな時役に立ったのがこちら。
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お子さんと時間を決めて一緒に解いて答え合わせしてみてください。お子さんが適当に選択肢を選んでいることに愕然とすると思います。
(うちの子だけかな?笑)
本文は線を引いたり丸をしたり、マーキングしながら読んでくれていると思いますが、設問の選び方はどうでしょうか。
まず、明らかに違う選択肢はバツを付けて消す消去法は王道の手法ですので、これはみんなやっていると思うんです。
消去法で選択肢を絞った後、今度は選択肢の中身を文節で区切りそれぞれが文章の中身として、
◯事実なのか
◯言い換えなのか(語彙力が必要)
×書いていないのか
×言い過ぎなのか
△微妙なのか(判断に迷うため保留)
文節ごとに◯×△記号を書かせます。
×がある選択肢は消去です。
(以前は娘の問題用紙の画像を載せていたのですが、妻に注意されて削除しました)
まずは栄冠などの宿題からやらせてみてあげてください。慣れてきたら自分なりのやり方にアレンジして作業が早くスムーズになるようブラッシュアップしましょう。
うちの子の場合は、選択肢の正答率はこれで急上昇しました。選択肢で落とす方が珍しくなったくらいなので神的な参考書でした。
頭の中の考え(論理的思考)を問題用紙にしっかりアウトプットすることで、国語の問題も理系の娘らしいやり方で解くことができるようになりました。
ちなみに、文章を読みながら段落が切り替わるなと思うところには「V」を入れておくこともおすすめです。
段落分けの問題はよく出てくるので、読み直す時間が短縮できます。