あぁ、成田太鼓祭
2日間の成田太鼓祭、本当にありがとうございました!
この平成の最後に、目標を一つ叶えることができました。
遡ること数ヶ月前、東京おとめ太鼓とロボットレストランが、両方ともビデオ審査に通過した時は、驚きとワクワクでどうかしちゃいそうでした。
スカートひらひらの和太鼓アイドルも、
超ド派手エンタメショーのロボ太鼓も、
好き嫌いが分かれるジャンルです。
しかし、憧れの太鼓祭に出るからには、
太鼓が好きな皆様にも、
お祭りに立ち寄った皆様にも、
子どもから大人まで、一人でも多くの方に楽しんでもらいたい!
その一心で、自分に出来ることを模索し続け、突っ走ってきた準備期間でした。
終わってみて、身をもって知ったことは、
「自分一人に出来ることの、いかに小さいか。」
です。
なぜなら、私自身が手を伸ばした景色より、ずっと想像を越えた世界へ、周りの皆が連れていってくれたからでした。
たまに、私の中の臆病者が顔を出したときは、おとめメンバーが支えてくれました。
「りりぃさん、和太鼓 “アイドル” しましょう!」
「大舞台だからこそ、私たちにしかできないもの出しましょう!」
あぁ、たとえ辛辣な批判を受けたとしても、今は、独りぼっちじゃないんだな。
10年前、私がソロで目指しはじめた太鼓女子スタイルを、今は仲間が背中を押してくれる。なんて心強いんだろうと感じました。
また、時折、私の中のテンパリ屋が顔を出したときには、ロボットレストラン キャストが手伝ってくれました。
「りりぃ先生、ここ、こうしたらどうでしょう?」
「了解です、考えて合わせておきます!次回、見てください!」
プロ団体に所属していたメンバーから、太鼓を初めて触るメンバーまで、様々なキャストがいるロボレスですが、
ショーを皆で作り上げようとする情熱が物凄くて、何度も閃きや刺激をもらってきました。
通常公演で疲れているだろうにも関わらず、成田パフォーマンスに向けて動き続ける姿に、脱帽しました。
そして、日々、この道を信じて進んでるいけるよう励ましてくれたのは、間違いなく、これを読んでいるアナタなのです♡
私が表現したかった世界観が、
たくさんの後押しや、新しい刺激や、有難い環境で、大きくなっていく。
そして、いつの間にか、みんなの世界観になっていく。
その過程が、楽しくて仕方ありませんでした。
ときに厳しい現実や、自分の不甲斐なさに深く落胆することもありましたが、
今となっては、それも幸せな経験であったなと感じています。
今もなお、解消できていない問題、成長しなきゃいけない課題は、
組織としても、自身としても、山積みです。
『ここからが正念場。』
365日、力が抜けないのも良くないですが、
常に志高く前を向いて、目標を掲げられる人でありたいです。
私は、技術にも体力にも、人並み越える自信はありません。
唯一の自信は、生まれて今まで、人との出会いに恵まれてきたなということです。
仲間や、ファンの皆さん、
そして今回、
パフォーマンスに立ち止まってくださった皆さん、
声をかけてくださった方々が、
私の幸せであり、誇りです。
そして、最後になりましたが、このような機会を与えてくださった、成田太鼓祭 関係者の皆様、本当にありがとうございました!!!