なぜこんなにも毎日気圧が低いのでしょう。

地震の起きた日は全く痛み止めが効果なく、机に突っ伏したりを繰り返しながら仕事をしていました。

 

外来を受診するといつも思う事・・・

みんな病気で病院に来ているのに、なぜ他の人はこんなにスタスタ歩けるのだろう?。

なぜそんなに大きな声を出して人を呼んだり出来るのだろう?。

 

私も歩けてはいるけれど、視野が狭くなり、何かしら怖くて下ばかりむいてしまう。

そして人とすれ違うのが怖い。

うまく歩けなくてシャキシャキと動けない。うまく人を避けられない。

お財布からカードを取り出す時、スマホで決済画面を出す時、

もたもたするから後ろの人が気になる。

気になるから、レジに並ぶのが怖くて買い物も躊躇してしまう。

 

事故が起こって11ヶ月後にやっとブラッドパッチをしてもらい、

1年2ヶ月後に頭蓋底の穴を塞ぐ大きな手術をして、

そして今1年7ヶ月。

まさかこんなに頭痛が長引くとは思いませんでした。

 

先日受診した時に、まだ髄液漏れによる頭痛が残っているのではないかと不安で

主治医に「横になると楽になるんです」と遠回しに言ってみました。

実際に横になって15分すると頭痛が楽になるのです。

しかし主治医は私の意図を敏感に感じ取ったのか

「これはブラッドパッチ後の緊張性頭痛です」と。

いつになく強い口調で言われました。私はそれ以上は何も言えませんでした。

 

思いこみ・・・

ブラッドパッチをした後も頭痛、聴覚過敏、眼瞼下垂が続いています。

でも検査をすると明らかな異常が認められない、または疑わしい程度の所見。

この残存する症状が、多くの脳脊患者さんを苦しめているのではないのかなと。

 

いろんな解釈があると思うのですが、

髄液漏れがあるけれどとても微量のため画像に出てこない。でも症状はとてもたくさん漏れているかのように大きく出る場合=髄液漏れの量と症状が比例しない場合。

髄液漏れはなく完治しているけれど、脳がいろんな症状を覚えていて、残存症状として頭痛が出てくる場合。

 

私の場合、近医のペインクリニックで2回生食バッチをしてもらい、明らかに頭痛の改善や眼瞼下垂、聴覚過敏の症状が良くなったのですが、ミエロCTでは異常なしでした。

そうなると、生食パッチは、正常な人でも生食を入れると一般的な頭痛も改善するということ?。

本当にわからない事だらけです。

生食パッチで良くなったからブラッドパッチをする、これは良くない気がします。

ブラッドパッチをしたのであれば再度その効果を評価して、新たに画像で診断がついてからでないと、

実は漏れていないのにブラッドパッチをしているかもしれませんし、身体にあえて炎症を起こすという荒療治は、先々を考えると良くない気がします。

 

本音はこの頭痛がとても辛いので、もう一度ブラッドパッチをして欲しいとどこかで思っています。

しかし主治医はそんな私の胸の内を見抜き、それは思い込みだと、私の脳脊に対する固執した考えを逸らそうとをしてくださっている気がしました。

 

今は一番辛抱しなければいけない時期なのかもしれません。