前回より1週間遅れの受診をしてきました。
ブラッドパッチから8ヶ月。
ヂュロキセチン内服から3ヶ月半です。
前回の診察はこちら↓
6月は雨が沢山降って低気圧が続いたせいか、ずっと調子が悪く、
頭重感と倦怠感にずっと悩まされていました。
だんだん睡眠時間が短くなり、朝もなかなか起き上がれない。
頭重感に加え、チクチクした痛み、振り返るのも辛い感じで、
週に4日は痛み止めを飲んでいました。
でもあまり効きません、気持ちのみです。
辛すぎて何度ももう一度漏れがないか検査してほしい、と思いました。
頭痛は横になると15分ほどで楽になってきます。
そのため自宅では寝たり起きたりの繰り返しです。
診察日が近づくといつも心配になります。
思っている事を伝えられるだろうか。
色々言うと、先生に冷たく突き放されないだろうか・・。
不安におしつぶされそうになりながら、1時間ちょっとかけて病院へ。
私の前に2人待っていらっしゃいましたが初診患者さんのため、いつもは20分ほどですが、珍しく40分ほど待ちました。
前の病院は2時間半が普通だったので、40分でもだいぶ楽です。
待っている間、車椅子の80代くらいのお母さんが「まだ?まだ?」と繰り返しご主人に言っています。
ご主人はちょっと怒ったように「まだや!まだやと何度も言うてるやろ!」と。
お母さんはだんだん声が大きくなって「なあ、まだ?まだなん?」と、ついには「受付にまだか、早くしてと言いにいく!!」と言い出しました。
ご主人はついに激怒して「そんなん勝手にいけや!」と車椅子をぐいっと勢いよく受付の方へ押し出しました。
車椅子は途中でとまりましたが私はとても驚いて、お母さんのところに行き、「先生は今お忙しいからもう少し待ちましょう」と言いました。
そして肩や腰をマッサージしてあげました。
お母さんは「気持ちいい、気持ちいい」と言って喜んで機嫌をなおしてくださいました。
身体がとても小さくて、筋肉はほとんどなくカチコチで固くてとても痛そう、
歩ける私のような者が受診してごめんなさい、そう思ってしまいました。
私の方が先の順番でしたが、お母さんに先に診察してもらうよう先生に頼みました。
診察室の中から安心し切ったようなお母さんの声が聞こえてホッとしました。
そして肝心の私ですが・・・
頭重感が変わらず辛いこと、
針で刺されるような予期しない鋭い痛みや、
耳から顎にかけて触ると頭に大きな音が響く事、
髪を洗ったり、寝返りをうったりすると支障を来すなど伝えました。
そして倦怠感。これはもう本当に辛い。
先生はまたも「お仕事は制限できないのですか?」と提案されました。
私「人と接していないと気分が滅入るんです。沢山の人と一緒にいる方が安心するので・・」
むしろもっと仕事をして、この痛みや辛さを忘れたいと思っているくらいです。
先生「漢方(補中益気湯)は?」
私「すみません。効果がないと思ってやめてしまいました。」
先生「あれは飲み続けるものですよ」
私「・・・また再開します」
突然襲ってくる針を刺されるような激痛について、
先生「すぐに効くお薬というものはないんですよ・・・。そうですね。テグレトールかタリージェか。ただ眠気が出るんですよね。」
私「タリージェは以前のんだ事があるのでこちらにします。寝不足なので眠れる方がいいです。」
とタリージェを処方してもらいました。
ヂュロキセチンは続行です。
このお薬を飲みはじめて、常時あった首の痛みがかなり楽になりました。
喉がとても渇くので仕事中もガムを噛んでいます。
そして、「そうですね・・・次回くらいに星状神経節ブロックをしましょうか」
星状神経節ブロックは首に局所麻酔薬を注射するのですが、息がうまく出来ず痰も吐き出せず溺れる事があります。苦しくてパニックになるのです。
私のように痩せている者はそういった事が起こりやすく、実際2回も経験しているため怖いな〜と思っていました。実際に呼吸停止の事故もあります。
実は先週も星状神経節ブロックの話が出ましたが、その時は結局トリガーポイント注射のみでした。
私が怯えた表情を浮かべるため、先生はある程度の信頼関係を作ってからこのブロックをしようと考えられたのかもしれません、その優しさがまた嬉しく思いました。
今回も冷たくされなくて良かった。
今の主治医は裏切らないなあ・・・
痛みで声が小さくなると、自らの体を近づけて声を聞き取ろうとしてくれます。
ドクターは多忙もあり、つい気分で診察をされる方も少なくありません。
その中で常にニュートラルな主治医、とてもありがたいです。