雨が降る2日前あたりから頭重感が辛くなってきます。

合わせて術後の刺しこむ痛みも。

頭重感、今までどれだけこの症状に苦しめられてきたか、、、

 

起き上がっている事がとにかく辛くて

「今日はここまでやろう」と思う事の1/3も進まない。

我慢さえすれば仕事も出来てしまうから、平日は無理無理して週末は家でほぼ寝たきり、動けず。

そんな生活がブラッドパッチ後も続いて1年3ヶ月が経過。

主治医を変えてから少しずつ少しずつ改善に向かっている感じです。

 

今年4月に受けたミエロCT、今でもしんどくなると気になる事があります。

頸椎6番右側神経根からわずかに造影剤が伸びている所見があったのです。

主治医は「このあたりはもうブラッドパッチをしているから、全体的に異常はありません。」とおっしゃいました。

しかし私が気になっていたのは、腰椎穿刺で造影剤を入れてからCT撮影までの時間です。

篠永先生の本では、撮影はあまり早い時期では漏れる量が少なく、造影剤を入れて3時間くらいが最も漏れが映りやすい時期です、と書かれていました。

私の場合は、造影剤を入れてすぐさまCT室へ行き撮影が行われました。

 

例えば1日の髄液の生産量は500mlです。

私のような比較的動ける者だと漏れが少ないと仮定してピッタリ500ml(プラマイゼロ)漏れていたとすると、

1日の漏れの量が500ml→1時間あたりの漏れの量は500ml÷24時間=約20.8ml、

→60分で20.8ml漏れるなら10分では約3.5ml。

本当にゆっくりゆっくり漏れるため3時間後の撮影という数字は妥当な気がします。

 

流石にこの計算まで主治医に言うのは失礼かなと、

とりあえず「撮影を3時間後にもう一度出来ないでしょうか」とお願いしてみました。

しかし主治医は「それは本に書いてあるだけで何の根拠もありません。それが正しいというのであれば、その先生はまず論文にするべきです。」

とのお返事が・・。

 

それは私自身が以前から感じていたことでもありました。

脳脊について、インパクト・ファクターの高い雑誌に掲載された論文がほとんど見当たりませんし(論文もピンキリですのでインパクト・ファクターの高い点数がその論文に再現性があり信頼に値する一つの判断材料となる)、

一方、本は個人の考えについて、根拠がなくとも自由にかけます・・・

3時間という数値はどこからくるのだろうと思いつつ、いつも症状がゆっくりゆっくり出てくるため漏れもゆっくり出るのだろうと思っていました。

 

主治医が「漏れはない」とおっしゃった原因を何日も考えていました。

一生懸命私の立場に立って考えてくださる先生なので何か他にわけがある気がしました。

おそらく、今は動けているため、ブラッドパッチでこれより状態が良くなる事と、いずれ副作用が出て悪化するかもしれない事とを天秤にかけ、「再検査の必要はない(検査をすると治療の必要も出てくるから)」とおっしゃってくださったのかもしれません。

 

まだ辛い症状が続いているため、一度でもブラッドパッチ後のバルーン効果の快適さを知るとそれがゴールだと思ってしまいます。

今は自分の頭重感がどのようにして治っていくのかわかりませんし、

もう治らず自分の身体が順応する方向へ行くかもしれませんし、

何かと不安はつきません。

 

天気が不安定なのでいっそ暑い夏が早くきてほしいなあ・・・。