事故後の私は耳の症状が気がかりで、頭重感はそこまで気にしていませんでした。
音が違う・・・仕事に大きく支障を来たすからです。
今思い起こせば、受傷後さまざまな症状が出ていました。
一番ひどいのは首の痛みです。
しかし、首の痛みは事故によくある鞭打ちだから仕方がない、と諦めていました。
外に出ると眩しくて、夕方暗くなってもしつこくサングラスをかけていました。
老化で瞳孔が閉まりにくくなっているのだろうと思っていました。
物が二重に見える複視も、老眼の一種だと思っていました。
顔の違和感も三叉神経痛かな、歳を取ったらなる人いるよね、と。
倦怠感も、もう50超えたし、仕事で疲れやすくなるのは当たり前、と思っていました。
いろんな症状が一気に出てきたため、急に歳をとったな〜と思っていました。
脳脊について、ネットでさまざまな症状が書かれていたのは読みましたが、なぜかその時は自分に当てはまる症状だとは思いませんでした。
心のどこかで、自分は脳脊じゃない、と思っていたのかもしれません。
MRIで水所見が出て、生食パッチを初めて受けた時に
これらの症状がスッと嘘のように引きました。
よく喋る私になり、痛くて痛くて夜寝るのもあれほど難儀した首の痛みも完全になくなりました。
もちろん2日後には元に戻りましたが・・・。
その時に初めて、「自分は本当に脳脊なのかも・・・」という思いを持ちました。
でもその時はブラッドパッチをしたらすぐに治る物だと思っていました。
だからこんなに治療が長引くなんて、、、、
でもブログで多くの方が自分の体験を発信してくださっているので
最近やっと少しずつ受け入れられるようになってきました。
今一番のショックは診断書に「1回目のブラッドパッチを行った」の「1回目」という文字。
多くの方は数回EBPを受けられ頑張って治療をされています。
なので私もそれを受け止めなければならないのですが・・・・
仕事が忙しい→現実から逃げようとしているだけかもしれません。
色々なことについて、まだまだ時間がかかりそうです。