この季節、車を走らせていると朴の木がふさふさと葉が繁り、白い大きな花を咲かせています。
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朴葉というと飛騨高山の朴葉みそが有名ですが、私の住む地域では、この朴葉で包んだきなこご飯を田植えの終わったさつきあげの頃に食べる風習があります。
朴葉みそは乾燥した朴葉を使いますが、朴葉めしは生のままの葉っぱを使います。
朴葉めしの作り方
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材料(4人分)
朴葉 8枚
ご飯 2合
きなこ たっぷり
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これが朴葉。
ハサミで切り離して、軽く洗います。
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まな板の上に朴葉を二枚、十字に重ねます。
いろんな、やり方があるのですが、葉の裏側の方が香りがいいと言うので、裏側を表に使います。
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中央に甘く味付けしたきなこをたっぷりのせます。
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お茶碗一杯分くらいのご飯をのせます。
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更にきなこをたっぷりのせます!!
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麻紐などで結びます。
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実家は電話帳等の、重い本で重石をしたのですが、嫁ぎ先は炊飯器の保温機能で温めて、葉の香りをご飯に移します。
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保温すると、葉の色が悪くなりますが、
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ご飯には朴葉のいい香りが付いています。
福井でもこれを食べるのは、丹南地区だけらしいです。
子供の頃は、あまり好きでは無かったのですが、いつの間にか大好きになって、山まで朴葉を採りに行きます。
甘いきなこご飯と朴葉の香りが私にとってのふるさとの味なのだと思います。