ブレイク、タイム

恋愛には賞味期限があるのだろうか？

答えはYESでありNO。

瀕死の愛を生き長らえさせるも、一度殺して生き返らすも。

見たこともない局面に入って、次の一手に迷うとき。自らの選択に自信を持てないとき。

愛はひとつの形ではなく、私はいくつもの愛を持っている。

一息、一瞬だけ迷い、でも選ぶ。死活の一手を。

土曜の朝

目を覚まして、隣に恋人が眠っている。

その寝息を聞きながらふたたび目を閉じる。

疲れていても、義務だからと冗談を言って私を抱く。

愛しくてその背中にそっと指先を滑らす。

彼でいいのかな。迷う日もある。

じゃれあいながら、ふいに求められる時。

晴れた日のブランチ。

帰るときのキス。

彼が好きだ。

願いごとひとつだけ

アタシの心の中のあの人。

きっと他の人が見るよりも、くっきり輝いている。

今が苦しいと、すべてを見失いそうになるけれど。

自分の心が見た景色だけが真実だと思う。

彼が私を好きでありますように。

いつか結ばれますように。