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何の前兆もなくクモ膜下出血を発症し、コルク塞栓術では治せなかったため、頭蓋骨を外し、破裂した脳動脈瘤をクリップでとめる開頭手術をしました。
それでも、恐らく日本ではここまでの髪の毛の剃られ方をしないと思いますが、ハワイではこんなです。
美容も何もあったものではありません。
意識を取り戻した後もしばらく鏡を見ていなかったので、広範囲で剃られているのは感じつつも、自分がこんな髪型になっているとは知らず。
これどうみても落武者でしょ!
傷痕も痛々しいです。
髪は女の命~♪
命を助けてもらいそれ以上のことは望んでいませんでしたが、この髪型を見るだけで気持ちが沈みました。
きっと、先生も可能な限り髪の毛を残してあげようと思って最終的にこうなったと思うのですが、こんな落武者スタイルは求めてません
こんなへんてこりんでも長い髪の部分を手放すのはもったいない気がしましたが、退院後、惜しむ気持ちをこらえて、思いっきり丸刈りに!
一気にバリカンでいってもらいました。
ついでに運気も上がっておくれ
(写真は、丸刈りにしてから2ヶ月くらい経った後の髪型です)
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まるで生まれたてのひよこヘア。
人生初のベリーショート。
物心ついた頃から髪はずっと肩ぐらいかそれより長い方だったので、私自身こんな短い髪型の自分を見たことがありません!
全くもって慣れない。
しばらくフランケンシュタインのようにホッチキスで止められた手術の傷口が思いっきり見えていたので、すべてをさらけ出すことにとても勇気がいりました。
そんな私を見て可哀相に思ったのか、両親が日本からウイッグを送ってくれました。
乳がんを患っていた母の友人から勧められたというウイッグです!
探してたら同じのAmazonにありました。
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デパートにあるものではどれも30万円以上と高額なようですが、こちらのウイッグは、人工と本物がミックスされた髪の毛でお値段も2万円と良心的!
ちなみに母の友人は、同じメーカーのこちらのショートをご愛用中のよう。
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医療用だし、自然な仕上がりで、気分を上げてお出かけしたい時に重宝しました。
いやむしろこのウィッグ危険でした!
これ被って、友達の誕生日プレゼント見に買い物行ったら、ついつい髪があるからショッピングが楽しくなって試着もしだして、気づいたら自分の分たくさん購入。
妖怪から一休さんに、そこからモンチッチ、そしていつの間にか、伸びたショートヘアをエンジョイし、次第にウイッグも使わなくなりました。
それと一緒に私は明るさも取り戻していきました。
やっぱり髪って大事!
髪があるとそれだけで元気がでます!
今では、髪もだいぶ伸び、傷口から髪の毛は生えてこないものの、まわりの髪の毛ですっかり隠れて、何があったかなんて誰も全くわかりません!
バリカンで剃った後そのまま伸ばし続けている髪は、半年後には見ず知らずの女性親子にエレベータの中で、「あなたの髪型好き!どこで切ったの?いくら?」と聞かれるぐらいまで素敵な(?)ヘアスタイルになりました。と願いたい。