旧盆の入日
仏壇の前に お盆の飾り棚を作って
迎え火を 焚いた
耳を澄ませば 父 母 姉の声が聞こえるような 気がする
そっと 目を閉じれば 元気だった頃の顔が 思い出される
ふと見れば 夏の太陽の下で
もう百日紅の花が咲いていた
百日紅
薄紅色の絹のように薄い花びらは
もう散り始めていた
ちょっぴり 涼しい風は 秋の気配を運んできそうな気がしたけど
まだまだ 暑さは続きそうだよね
たち葵
薄いピンクのお花は ちょっと涼し気だ
お花の中心は 深紅に染まっている
櫻のお手入れのせいで
虫さんが あちこち食べられている
お花が終わったら お手入れしてあげようと思う櫻でなのです