ちょうど一ヶ月前に、

18年可愛がってきた愛犬が永眠しました。


重病で入院し、

殆んど意識が無いまま数日が経ち、

このまま治療を続けても

病院でそのまま亡くなる可能性が高いと言われた。


それでも

「延命治療をして下さい」と

夫が獣医師に伝えた。


治療費がいくらかかってもいいと

夫は言ってくれた。


私たちは奇跡を信じた。


そして私たちの想いが愛犬に届いた。


意識が戻った。

点滴を外して24時間経過後も

意識を失ったり、発作が出たりしなければ、

自宅で最後の時を過ごせると言われた。


獣医師に告げられた余命は1~2週間だったけれど、


それでも、最後の時間を病院ではなく、

家で過ごせることに感謝した。


自宅に戻ってからも寝たきりでしたが、1ヶ月半も生きてくれた。


本当に頑張りやさんで、

親孝行な子でした。


最後の夜は息苦しそうで、

見える場所にいないと心配で

川の字で寝た。


夫と一緒に

愛犬の最後を看取った…


とても悲しいけれど、


よく頑張ったね

という想いの方が大きかった。


病院で最後に測った体重は1.6kg

とても小さな身体で

これまでに色んな病気と闘いながら

18年半も生きてくれた。



とても強い子。



私たちの自慢の子。



精一杯生きてくれて

ありがとう。



棺の中に、

結婚式で撮った家族写真と

元気な頃に大好きだったおもちゃと

大好きなおやつを沢山持って

あの子は天国へ行きました。



もし夫と別れていたら、

子供のように可愛がってきた

愛犬の死を

私ひとりで乗り越えなければならなかったんだよね…


それを思うと


"そばにいてくれてよかった"


心からそう思う。




あの子が残してくれた思い出は

幸せな記憶が多くて


私に気づかせてくれた。


あの頃私たちは

たくさん笑っていたね。


パパっ子だったあの子が

夫に甘えてる姿を見るのが大好きだったな。



穏やかで優しい時間の記憶、


笑顔溢れる楽しい時間の記憶、


やんちゃなあの子がやらかした

数々の失敗の記憶さえ愛おしい。



あの子からのメッセージなのかもしれない。


ママ、幸せな記憶を思い出して

もう泣かないで

パパと仲良くしてあげてニコニコ


そう言われてる気がする。




浮気癖がなおらず、繰り返した夫を

「許すことは絶対にない」と、

決めつけていた私の心が

変わりはじめている。


許せるようになりたい。

簡単じゃないけど。


私が夫を許したとしても、

夫には自分自身を許さないで欲しい

とは思っているけど。凝視


ん? ちょっとまてよ。


夫が自分を許す、許さない、

という話の前に

そもそも彼が自責の念に駆られてる様子などあっただろうか?


無いな…真顔ガーン


そうでした、そうでした。

私の夫は罪悪感というものが欠けてる人だったわ真顔


せめて、

もう懲りていて欲しいネガティブネガティブネガティブ




現在の私が少し気持ちがラクになった理由の一つが

過去の夫が私にした約束に固執して

約束が違う!と思うのを止めるようにしたから。かな


お悩み相談サイトで、あるお坊さんがこんなことを仰っていました。


「あなた、あの時言ったわよね」と、言葉を人質にとると、大概うまく行かない。


それを読んだ時に、

よくやってるな…と気づいた。


5年前の夫がした約束、

或いはもっと過去の夫が

「絶対」とか「一生」と誓った言葉。


その時は、心からそう思ったんだよね。


"人の気持ちは

   変わるもの"


夫に出会う前の私は常にそう思っていたのに。

自分の気持ちさえも、信用していなかった。

だから、結婚を意識するまでに時間がかかった。


今思えば、

"人の気持ちは変わるもの"という考えが正しかったのかもしれない。


だからと言って、

現在の夫が私に約束する言葉を

「どうせ、今だけでしょ」

と決めつけることはしたくない。


「今はそう思ってくれてるのね」

と、夫の思いを受け入れる方が

自分の心もラクだと思うから。



前に書いた

「何も決めないことに決めた」

というタイトルの記事

基本的には、この時と気持ちは大きく変わってない。

それでいいかなと思ってる。


https://ameblo.jp/sakurako-note/entry-12725496548.html