こんにちは、さくらこです看板持ち



去年のバレンタインデーは

1番バレンタインらしくない1日でした。


まずたぶんバレンタインの存在を忘れてた。








大雪で交通機関がストップするかも

…なんて言われていたけど実際は全然で

朝、雪が降っていなくてほっとしました。




朝ご飯は部屋で食べました。


サラダと納豆とご飯と唐揚げがあって

ご飯と唐揚げを温めるための電子レンジは

違う階まで行かなければなりませんでした。


私が着替えたり用意したりしてる間に

母が温めに行ってくれました。






早く行くに越したことはないということで

早めに部屋を出発して会場へ。


少し早すぎたので時間を潰すためにも

緊張する心を落ち着かせるためにも

会場近くのマクドでコーヒーを飲みました。




母は2日とも親が入れるギリギリの所まで

見送るために一緒にいてくれて

見えなくなるまで手を振ってくれました。










受験番号を見ながら入った会場は

思ったよりかなり小さな教室でした。



慶應だしすっごく大きな教室なのかなと

予想していたので拍子抜けしましたが


今日はここで頑張るんだと深呼吸して

席につき、トイレの位置を確認して

カイロを握りしめながら勉強していました。








慶應を受験して1番びっくりしたこと。


それは、

チャイムがかなり独特な音楽だったこと。








本当に驚きました。


チャイムが普通と違う、ということは

慶應受験を勧めてくれた先生に聞いてたけど

ここまで違うとは。何この音楽…!



今までの私大はよくある学校のチャイム、

阪大は目覚まし時計みたいな音だったと思う。






しーんとした教室で緊迫感があって

あと何秒で終わる、と時間に追われながら

チャイムが鳴るギリギリまで頑張って書いて

チャイムの音で一斉にバンッ!て終わる、


っていう感じなんですけど






新幹線の到着音みたいな

かわいいゆるい感じの音楽だったので

試験が終わった感がなくて。笑

慣れるまでは戸惑いました。


(気になった方は調べてみてください指差し)











1教科目は英語だったのですが

2日目に力を入れていたこともあり

傾向や問題形式を見ていただけで

あまり解くことはしていませんでした。


なのでとても不安でいっぱいでした。






そして不安は的中するものです。


全くできなかった。


まだ1教科目なのに、あと2教科あるのに

絶対に落ちたと思える最悪の手応えでした。



ここまで不合格を確信した入試は

この日が最初で最後でした。









英語の試験が終わってから

答案が回収されるのを待つ時間は

首が絞められていくような感覚でした。




そして普通は答案が回収されると

すぐに休み時間に入ると思うのですが

慶應はなぜか違ってて


20分だったかな(忘れたけど結構長かった)

待機時間があるんですよ。




参考書も開けない、携帯も見れない、

何もせずただ待機する時間がありました。






私はこの時間伏せて目を瞑っていましたが

寝れるような余裕のある心境でもないので


ただ呆然とぼんやりとしながら

休み時間が来るのを待っていました。









この時、残りの入試はこの日を入れて3回。

慶應1日目、2日目、そして阪大。


長い長い受験生活の出口が見えているのに

残りの3回しかないという貴重な入試を

1教科目から盛大にやらかしてしまった。



いや、やらかしたというのは違う、


歯が立たなかったんですよね。

到底及ばなかった。実力不足。準備不足。








休憩が始まってすぐトイレに駆け込んで

めっちゃ泣きました。本当に泣きました。


気持ちを落ち着かせて個室を出た時、

他の受験生の視線を感じました。笑










残り2教科は世界史と論文テスト。


この日の合格を取るためには

かなり高得点を取らないといけないので

英語が死んだ時点で可能性はありません。



とはいっても、最後までわからないので

とりあえず全て出し切る、と気を取り直して

教室に戻りました。




私と同じように英語で失敗を確信した人が

まさかの何人も帰ってしまって(途中棄権…)


教室はガラガラになってしまっていました。








そして、お昼ご飯の時間になって

すぐに携帯の電源をつけました。


この日は、2月初めに受けた関学の

合格発表の日だったんです。



浪人して初めて合格が出るかもしれない日。

大学生になれるかどうかが決まる日。




進学するしないに関わらずとにかく

合格という2文字が欲しかったので

正直入試より合否にドキドキしていました。







結果。












2学部とも合格🌸










めちゃくちゃ嬉しかったです。

本当に嬉しくて、泣きそうでした。


やっと大学生になれることへの喜び、

全落ちではないことが確定した安心感、

合格が出たことによる自信、

全てが詰まった嬉しさでした。





1日目は少し手応えがなくて心配していたし


数学受験した現役時とは違って浪人では

大の苦手な世界史で私大を受験したので


自分の世界史が入試で通用して、

他の受験生を押しのけて合格を取れたことが

とても大きな自信に繋がったと思います。










世界史と論文テストを終えて1日目が終了。

残すは翌日の2日目と10日後の阪大二次。



慶應2日目は私大第1志望、全体で第2志望。

たくさん対策したし頑張らなきゃいけない。



でもこの1日目の予想外の出来の悪さに

すっかり怯えてしまっていました。






そんな私を落ち着かせてくれたのは

やっぱり両親の存在と言葉で


夜、ホテルの部屋で父が電話をくれて

2日目の入試を前にド緊張していて

また1日目を受けて撃沈していた私に


激励、応援の言葉をかけてくれました。

めちゃくちゃありがたかったです。







予備校の先生からも応援の電話をいただき


現役時に個別指導で担当してもらっていた

当時大学生だった先生にもLINEをもらって





たくさんの人に応援してもらってることに

今までの分も含めて感謝すると同時に


みんなが私に向けてくれる期待を今年こそは

合格という形で返したいなと思った日でした。