854．上いけば　川のみずには　きよらかさ　陽をてらしつつ　こけつの子える

　8月14日、岸田首相が次期自民党総裁選に出ないと述べた。

　2つ書く。

　1つは自民党の後継者のこと。産経新聞は候補者になるかもしれない9人を挙げ、各々の「強み」と「弱み」を書いたが^1-1、弱みだけを付記する。

　石破元幹事長（67）　国会議員の支持

　加藤元官房長官（68）知名度不足

　小泉元環境相（43）経験不足

　河野デジタル相（61）麻生派所属に対する批判

　小林前経済安保担当相（49）知名度不足

　高市経済安保担当相（63）推薦人20人の確保

　野田元総務省（63）推薦人20人の確保

　林官房長官（63）知名度不足

　茂木幹事長（68）知名度不足

　もう1つは終戦記念日の各党談話のこと^1-2。

　立民：あらゆる紛争が武力行使ではなく、人間の尊厳、法の支配に則り、平和的・外交的に解決されるべきだ。立憲主義を守り、国際協調と専守防衛の立場で世界平和を守る。

　共産：自公政権は憲法の平和原則を次々と覆す「戦争国家」への暴走を続けている。憲法9条を生かした平和の外交こそ、今求められている。

　さて、筆者は上川陽子外相を後継者として推す。理由は下記。

　（1）自民党の9人には新鮮味がない。「何かやるぞ」という期待値もない。

　（2）キリスト教徒なので欧米文明を理解した上での外交が可能。

　（3）安倍・菅内閣での法相経験が3年あり、安倍元首相の言動に直接触れている。

　（4）米国留学と上院議員政策スタッフとしての経験が視点を増やした。

　（5）法相時代にオウム真理教の麻原彰晃を含めて16人に死刑執行を命じた。（腰抜けは就任前に執行しないと明言している）

　（6）今の日本に必要なのは「言うべきことを言い、やるべきことをやる」胆力である。立民や共産のような絶対平和主義では「海千山千」の独裁者と渡り合えない。

［出典1　2024年8月15日付け産経新聞『「ポスト岸田」へ動き加速』、『終戦の日　各党談話』］

「写真は散歩コースで見つけた8月の一期🍓一絵」

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