こんにちは
今日は朝からほんとに暑い
お昼休みに少し外に出ましたが、
立ちくらみがしそうでした
8月も今日で終わるというのに・・・
今日も水分補給をしっかりして、
頑張りましょう
では今日の問題です。
第24回 生活援助技術 問題 48
外出時における車いすの介助として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 舗装道路と砂利道で同じ介助法にした。
2 急な下り坂を前向きで介助した。
3 歩行速度より早いスピードで介助した。
4 足がフットサポート(フットレスト)にのっていることを確認した。
5 段差を降りるときは前輪からおろした。
【解説】
1 車いすのキャスタ(前輪)は、わずかな溝や段差でも影響を受けやすい。砂利道走行の場合は、キャスタが地面についていると前に進みにくく方向も定まりにくい。そのため、舗装道路と同じ介助方法では走行は難しい。砂利道の場合は、キャスタを上げ走行する。ただし、いくら静かに走行しても、舗装道路に比べ利用者は揺れを感じやすい。利用者の状態を注意深く観察しつつ、適宜声掛けをしながら走行することが望ましい。
2 下りの坂道走行の場合は、介助者は後ろ向きになり、軽くブレーキをかけつつゆっくり走行することが望ましい。前向きに下りるとスピードがついてしまったり、利用者が投げ出される可能性があり危険である。また利用者が前のめりになり、恐怖感を与えてしまう。
3 層どの感じ方には個人差があるが、歩行速度よりも遅いスピードで、利用者のスピードの感じ方を尊重し、安心感を得てもらう配慮が必要である。車いすに乗っている人と、変わらない速度で車いすを押した場合でも、人によって早く感じることもある。
4 車いすで移動する場合、フットサポート(フットレスト)に足がのっていることを確認することは原則である。確認を怠った場合、走行中に足がキャスタや駆動輪に巻き込まれたり、足がねじれけがをする危険性がある。特に、下肢の麻痺や知覚障害などがあれば、介助者はいっそうの注意部会観察が必要である。足先が壁や障害物にぶつかる危険からも回避できるよう、足はフットサポートの中央にしっかりとのっていることを確認することが大切である。
5 段差を降りる場合は、車いすを後ろ向きにし、まず駆動輪(後輪)から段に沿わせて静かにおろす。次に、キャスタが段差に近づいたところでキャスタを浮かせ、フットサポートと利用者のつま先が段差に当たらないところまでゆっくり後進したのち、静かにキャスタをおろす方法をとることが望ましい。
【解答】 4
この問題では、車いすでの移動介助における、さまざまな環境に応じた介助方法についての知識が求められている。移動介助の方法を知ることは、屋外での活動を可能にし生活範囲の拡大を図ることにつながるので、介助のポイントをしっかり学習しておこう。
問題 49
移乗・移動介助に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1 スライディングボードは、立ち上がり介助に利用する。
2 介護者は、自分の身体をねじらないように介助する。
3 介護者の支持基底面積は狭くする。
4 介護者の重心を高くする。
5 四脚杖よりT字杖の方が安定している。
【解説】
1 スライディングボードは、座位の状態でベッドから車いす(この場合の車いすはアームサポート(アームレスト)が外れるもの)への移乗野際に使用される補助用具である。利用者の立ち上がり介助にしようされる補助用具は、ベッド柵の場所に設置される介助バーなどがある。
2 介助時に介護者自身の身体(体幹)をにじらないように介助することは、ボディメカニクスの現原則の一つである。身体をねじる状態で介助をしていると、腰背部に負担がかかり腰痛を引き起こす一因となる。
3 人も物体も、支持基底面積が狭いと不安定な状態である。移乗・移動介助において介護者の姿勢が不安定な状態である安全な介助はできない。また、バランスをとるために無駄なエネルギーを消耗することになる。
4 立位は一番重心が高く不安定な姿勢であり、その重心は骨盤内第二仙骨部付近にある。移乗、移動介助において、介護者は膝を曲げ腰部を下げることによって重心を低くし、安定した姿勢となり力が入りやすくなる。しかし、重心が高い姿勢で介助すると介護者は腰部を曲げなければならず腰背部に負担がかかることになる。
5 四脚杖とT字杖を比較すると、四脚杖には4点の接地面があり支持基底面積が広くしっかりと体重を支えてくれるため、安定している。一方、T字杖は先端部1か所が接地しているだけなので、体重をかけた際に支える面積が狭く、不安定である。
【解答】 2
この問題では、利用者の安全を守り、介護者の身体に負担をかけない移乗・移動介助の知識が求められている。移乗・移動介助に必要なキーワードであるボディメカニクスの原則、支持基底面積、重心について理解をしておこう。
(中央法規出版 介護福祉士国家試験 過去問題集より)
如何でしたか?
今日は2問にしてみました。
車いすの操作や、ボディメカニクスについては、
日常のサービス提供時に必要な知識ですので、
再確認し、安全に安楽な介護技術を身につけてくださいね
ではまた来週
kawaoka
今日は朝からほんとに暑い
お昼休みに少し外に出ましたが、
立ちくらみがしそうでした
8月も今日で終わるというのに・・・
今日も水分補給をしっかりして、
頑張りましょう
では今日の問題です。
第24回 生活援助技術 問題 48
外出時における車いすの介助として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 舗装道路と砂利道で同じ介助法にした。
2 急な下り坂を前向きで介助した。
3 歩行速度より早いスピードで介助した。
4 足がフットサポート(フットレスト)にのっていることを確認した。
5 段差を降りるときは前輪からおろした。
【解説】
1 車いすのキャスタ(前輪)は、わずかな溝や段差でも影響を受けやすい。砂利道走行の場合は、キャスタが地面についていると前に進みにくく方向も定まりにくい。そのため、舗装道路と同じ介助方法では走行は難しい。砂利道の場合は、キャスタを上げ走行する。ただし、いくら静かに走行しても、舗装道路に比べ利用者は揺れを感じやすい。利用者の状態を注意深く観察しつつ、適宜声掛けをしながら走行することが望ましい。
2 下りの坂道走行の場合は、介助者は後ろ向きになり、軽くブレーキをかけつつゆっくり走行することが望ましい。前向きに下りるとスピードがついてしまったり、利用者が投げ出される可能性があり危険である。また利用者が前のめりになり、恐怖感を与えてしまう。
3 層どの感じ方には個人差があるが、歩行速度よりも遅いスピードで、利用者のスピードの感じ方を尊重し、安心感を得てもらう配慮が必要である。車いすに乗っている人と、変わらない速度で車いすを押した場合でも、人によって早く感じることもある。
4 車いすで移動する場合、フットサポート(フットレスト)に足がのっていることを確認することは原則である。確認を怠った場合、走行中に足がキャスタや駆動輪に巻き込まれたり、足がねじれけがをする危険性がある。特に、下肢の麻痺や知覚障害などがあれば、介助者はいっそうの注意部会観察が必要である。足先が壁や障害物にぶつかる危険からも回避できるよう、足はフットサポートの中央にしっかりとのっていることを確認することが大切である。
5 段差を降りる場合は、車いすを後ろ向きにし、まず駆動輪(後輪)から段に沿わせて静かにおろす。次に、キャスタが段差に近づいたところでキャスタを浮かせ、フットサポートと利用者のつま先が段差に当たらないところまでゆっくり後進したのち、静かにキャスタをおろす方法をとることが望ましい。
【解答】 4
この問題では、車いすでの移動介助における、さまざまな環境に応じた介助方法についての知識が求められている。移動介助の方法を知ることは、屋外での活動を可能にし生活範囲の拡大を図ることにつながるので、介助のポイントをしっかり学習しておこう。
問題 49
移乗・移動介助に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1 スライディングボードは、立ち上がり介助に利用する。
2 介護者は、自分の身体をねじらないように介助する。
3 介護者の支持基底面積は狭くする。
4 介護者の重心を高くする。
5 四脚杖よりT字杖の方が安定している。
【解説】
1 スライディングボードは、座位の状態でベッドから車いす(この場合の車いすはアームサポート(アームレスト)が外れるもの)への移乗野際に使用される補助用具である。利用者の立ち上がり介助にしようされる補助用具は、ベッド柵の場所に設置される介助バーなどがある。
2 介助時に介護者自身の身体(体幹)をにじらないように介助することは、ボディメカニクスの現原則の一つである。身体をねじる状態で介助をしていると、腰背部に負担がかかり腰痛を引き起こす一因となる。
3 人も物体も、支持基底面積が狭いと不安定な状態である。移乗・移動介助において介護者の姿勢が不安定な状態である安全な介助はできない。また、バランスをとるために無駄なエネルギーを消耗することになる。
4 立位は一番重心が高く不安定な姿勢であり、その重心は骨盤内第二仙骨部付近にある。移乗、移動介助において、介護者は膝を曲げ腰部を下げることによって重心を低くし、安定した姿勢となり力が入りやすくなる。しかし、重心が高い姿勢で介助すると介護者は腰部を曲げなければならず腰背部に負担がかかることになる。
5 四脚杖とT字杖を比較すると、四脚杖には4点の接地面があり支持基底面積が広くしっかりと体重を支えてくれるため、安定している。一方、T字杖は先端部1か所が接地しているだけなので、体重をかけた際に支える面積が狭く、不安定である。
【解答】 2
この問題では、利用者の安全を守り、介護者の身体に負担をかけない移乗・移動介助の知識が求められている。移乗・移動介助に必要なキーワードであるボディメカニクスの原則、支持基底面積、重心について理解をしておこう。
(中央法規出版 介護福祉士国家試験 過去問題集より)
如何でしたか?
今日は2問にしてみました。
車いすの操作や、ボディメカニクスについては、
日常のサービス提供時に必要な知識ですので、
再確認し、安全に安楽な介護技術を身につけてくださいね
ではまた来週
kawaoka