こんにちは 

今日の広島市は、とっても良いお天気です
通勤途中毎朝確認する温度計が、なんと

『31℃』

日中は何度まで上がることやら・・・
しっかりと水分補給をして、
熱中症には十分注意してくださいね

さて、今日から、

『介護福祉士国家試験過去問』

を、1問ずつ解説していきたいと思います。

受験を控えておられる方。
覚えなくてはいけないことだらけで、
どこから手を付けたら良いのかわからない・・・

なんて声があちこちから聞こえてきそうです。

少しずつでもやるしかありません。
少しずつでもやった人が『合格』のご褒美をいただくのです

頑張れ~



第24回  生活援助技術 問題41

Kさん(70歳、女性)は右片麻痺で室内では杖歩行、外出には車いすを利用している。Kさんは月に一度、おしゃれをして近くのデパートに買い物に行くのを楽しみにしている。
 介護職の対応として、適切でないものを一つ選びなさい。

1 化粧を手伝った。

2 買い物の希望を聞いた。

3 お金を使いすぎないよう、財布をあずかった。

4 デパート内では今回も杖歩行したいか、たずねた。

5 Kさんのなじみの洋品店に寄りたいか、たずねた。


【解説】

1 化粧は、女性にとって身だしなみであるだけでなく、社会参加やコミュニケーションなどの手段としても有効である。Kさんには右片麻痺があり、1人で化粧をするには困難があると考えられる。介助にあたるものの基本姿勢として本人ができない部分を介助することが自立支援につながる。

2 Kさんの買い物の希望を聞くことは、Kさんの意思の尊重にあたり、月に一度のデパートでの買い物の楽しみを支える介護である。

3 介護職の対応として、お金を使い過ぎないように助言するなどの対応が求められるが、「お金を使い過ぎないよう、お財布をあずかる」という行為は、Kさんの生活をKさんの意思で決定することを介護者の意向により制限してしまうことになる。

4 Kさんは外出には車いすを利用しているが、室内では杖歩行ができるため、杖歩行の希望を聞くことは自立支援につながる援助となる。

5 「なじみの洋品店」というKさんにとっての生活習慣を尊重した配慮であり、介護職の対応として適切である。これは、Kさんにとっての楽しみを支える介護につながる。

【解答】   3

この問題は、生活における「楽しみを支える介護」について介護職の対応を問うものである。Kさんは月に一度、おしゃれをして近くのデパートに買い物に行くことを楽しみにしている。Kさんが自分の意思でコントロールできるような支援を支えることがポイントである。

<中央法規出版 介護福祉士国家試験 過去問題解説集より>



いかがでしたか

問題集を購入される場合、
解説のついているものを選ばれることをお勧めいたします。

なぜ○なのか、何が違うのかを知ることが大切です

頑張ってくださいね

               kawaoka