DVDユダ&ブラックメシア を観て
1960年代シカゴを舞台に暗躍した?黒人グループ「ブラックパンサー党」の
実話に基づいた映画である。60年代のアメリカはケネディやキング牧師、マルコムX
など次々暗殺され、FBIやCIAの矛先は次なるターゲット、ブラックパンサー党の議長
フレッド・ハンプソンに狙いを定めていた。その組織内のスパイとして、車泥棒をして
刑務所行きが免れないビルを脅して、ハンプトンの周辺を探らせることになる。長官フーパ
ーとたまに会って情報を流し、金を貰い、罪は免除して貰ってはいたが良心の痛みに悩み、
武力なき革命を目指すと言うハンプトンの志の高さに敬服するようになっていた。
しかし現代のユダは尊いブラックメシアに家の見取り図を半ば脅しで教えてしまい、
暗殺に加担してしまった。当時のアメリカは赤狩りに神経質になっていて、社会主義や
共産主義と聞くだけでそのリーダーを為政者は抹殺してきた。段々時の流れで平等、自由な
個を求めて活動してきたブラックパンサー党の存在も白人権威者にとっては戦々恐々とし
てきたのだった。私が少年時代憶えていることがあって、東京オリンピック(1964)
の次のメキシコオリンピックの時、200m走勝者の黒人アメリカランナーが表彰台の上
で、黒い手袋をはめ、右手を高く掲げた。あれっ?と思った。マスコミはスポーツに政治
を持ち込むことは全くもって遺憾であるとコメントしていたが、今思えば、あれは
プラックパンサー党の主張であったと思う。今回のミラノ・コルティナ冬季オリンピックで
も亡くなったウクライナの人々の写真ヘルメットをかぶって参加したアスリートがいたが
世界に訴える手段にはなるが、政治と切り離してスポーツは鑑賞したいものである。
映画の方に話しを戻すと議長のハンプトンが亡くなると、党は弱体化し、解散した。
アメリカはベトナム戦争への泥沼が加速し、国民を統一する上で月にアポロ11号を打ち
上げた。なんておかしなアメリカの60年代だッたと今思う。
画像>チラシ
アメリカの為政者は21世紀に入ってもイランへ武力介入し、世界に恐怖を与えた。
数年前はソビエトの為政者がウクライナに侵攻し、世界の顰蹙をかった。
中国や北朝鮮の為政者はまさか台湾や南朝鮮へは武力介入しないとは思うが、これは希望
願望でしかならず、X日が来ないことを祈るしかない。
画像>一寸シュールな生成AI
動画>映画予告編


