DVD『テルミン』を観て
プリーズ・テルミーでもなければ、ヨシダ テルミ~(アナウンサー)でもなく、
風変わりな音、手に触れないで奏でる楽器?テルミンを生んだ天才科学者の
レオン・テルミンの話である。真空管で作る、この不思議な楽器は1920年ロシアで
生まれた。時の社会主義者レーニンもこの音色に親しみ、舌出しポーズで著名な
アインシュタインも手真似物真似で音を出した。ハリウッド映画界も注目して
この音色を取り入れた。然し恐怖映画にだけ使われたので、発明したテルミン博士は
喜ばなかったようだ。電子音楽とは言うものの、その音色はブリキのこぎり演奏に似ている。
又は子供時代プラスチックの下敷きで出したバコバコ音で、宇宙の音階のようである。
でもこの電子楽器でテルミン博士もテルミン奏者クララ・ロックモアもクラシックを奏で
るのだから驚きだ。私も箱型のテルミンが欲しいなと思ってメルカリを見たら、ケッコー
沢山色々売りに出されているんですな。人生長く生きている割にこういう不思議な楽器が
あるなんて知らなかった。似たような不協和音を発するサイホン?見たいのは聞いた記憶
はあるけど・・・・・。クラシック音楽もポピュラー音楽も演奏できるなんて、宇宙の彼方
から地球にメッセージを送る音質なような気がする。指揮者のように指で空を切るだけで
音を発する楽器、あなたもおひとつ如何ですか?
画像>DVDカバー
テルミン博士は自分が生まれた時のことをよく覚えていると言う。産道から出た時のこと
をである。これは三島由紀夫も書いているのを見たことがあるが「嘘言え!」と10代の頃
思ったが、矢張り天才と言うものはそう言うものなんだろうか。私などせいぜい記憶がある
のは、写真に写っている2~3歳ころのもので、写真がなければ殆ど幼い頃の記憶はない。
昭和の時代、転々と引っ越しを繰り返した人生と一カ所に留まりずっと暮らした人とでは
幼児期の記憶は違うものだろうか。ストーリーはドキュメントなので若い頃から
年寄りになったテルミン【1896年~1993年ロシア生まれ】がインタビューに応じて
いる。スタリーンの時代、シベリアで強制労働させられたり、怪しいKGBで盗聴器を作ら
されたり、激動の20世紀、波乱万丈の人生を90歳代まで生き抜いた。テルミン博士は
「立派!」不思議な音色のテルミンに「座布団一枚!」
映画予告編
動画>ビーチボーイズもテルミンを使った楽曲があるとリーダーがインタビューに応じている。サーフィンUSA
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