映画「平場の月」を観て

 

 

 



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ローソン・ユナイテッドシネマで第三作を観るには何にしようか揉めた。当初は

 

「爆弾」だったが「プレデター・バッドランド」に傾いた。しかし最終的には

 

堺×井川の中年ラブストーリー「平場の月」になった。上映時間は13:45

 

お昼は家で食べてけやきウォーク2Fの当館に向かった。以後見る方は読まない方が

 

賢明。何処まで綴ってしまうか予断を許さない書き手である。中学生の時代、青砥

 

(堺雅人)が告白してもO.Kを出さなかった須藤(井川遥)と偶然30年ぶりくらいに

 

再会する。二人とも片割れと死別、生き別れで地元に戻ってきた。二人とも現在は

 

独り身で交際に遮る支障はない。中学の時から御互い言い印象を抱いていた二人は

 

焼けぼっくりに火ではないが、親密な関係になっていく。然し二人とも50代で

 

健康面が決して十分とは言えなかった。青砥の胃検査はクリアしたが、須藤の腸がんは

 

面倒なことになっていく。結局青砥が永遠の交際を望むものの須藤が頑なに断ったのには

 

自分の命が短いことを知っていた。それでも諦めきれない青砥は1年後の温泉旅行を

 

提案し、付き合いはストップした。さて1年後、青砥の耳に入ってきたのは須藤の死だっ

 

た。葬儀は身内で済ませたと言うことを妹より聞いた。青砥はいつも二人でよく飲みに行っ

 

た酒場で外聞もなく号泣するのだった。タイトルの平場の月って、何だろうと思っていたが

 

普通の意らしい。二人は良く月を見ていた。三日月の夜不吉なことが起きた。永遠に

 

添えたい青砥のプロポーズを須藤は遮り、付き合いの終焉を告げた。二人が中学生の頃

 

見た月は満月で幸せに満ちていた。須藤は大学へ行き、結婚し若い男に貢ぎ破産、

 

青砥は結婚し妻に先立たれ、それぞれ傷心して地元に帰った。二人とも人生に紆余曲折あり、

 

生まれ故郷で再会し、第二の人生に踏み出す、何処にでもあるような平場の出来事だった。

 

日本では珍しい中年の恋ストーリー映画はついに実らず、観客が泣く以上に青砥が

 

泣いてくれて映画は終わる。原作は朝倉かすみ。涙の一粒もポロットでない恋愛映画だった。

 

前回観た「港のひかり」の出来が余りに良すぎたかも?グサッと胸に来なかった。

 

それより教訓、若い時の恋愛は生き別れ、中年以上の恋愛は死に別れのパターン、

 

私が愛した中学時の初恋の人は何処かでまだ生きているだろうか?

 

 

 

 

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