神宮球場100年物語 を読んで
ヤクルトファンではないが、野球ファンであり、6大学野球ファンでもあるので
借りて来て読んでみた。著者は長年ヤクルトファンの長谷川晶一であり、
早大出身者であるから一塁側のスタンドからでしか、応援したことがないと言う。
早慶戦と言うのは昔から早稲田は一塁側ベンチと決まっていたそうだ。
私が上京していた頃、6大学野球やヤクルトvs巨人戦は外野の芝生でしか
観戦したことがなかったので、詳しいベンチ状況は知らなかった。
本書は最近騒がれている神宮球場、再開発に伴い、周囲に沢山ある
100年銀杏並木をどうするか、緑麗しき外苑都市外観を崩してしまうのか
都民の憂いが社会運動になっているからである。確かに神宮球場は狭い、
古い6大学野球で使うには、何の問題もないが、プロ野球公式戦で使うには
ちょっと寂しい。世の中の球場はすべて新設され、広く、大きくなり
ゲームの質が変わってきた。今までの歴代セリーグのホームラン王も
ヤクルトの選手が多かった展開だった。2032年には新球場がオープン
しそうである。
画像>ヤクルトファンには必読の書
画像>古い神宮球場の写真多数あり
神宮球場は100年前ヤンキースタジアムをモデルに設計された球場だと言う。
7年後新しい球場がオープンするが、今度は何処をモデルにするか?
東京ドームのような観客にやさしくない設計はして欲しくないものである。
非人間的に作られた建物は親しめないものである。ただ詰め込むだけ詰めこみゃ
良いってもんじゃない。本書には神宮球場で一番ホームランを打った打者は
池山であり、一番勝利数が多いのは現役の石川投手であることが書かれている。
国鉄時代に350勝した金田正一だと思っていたら金田が投げていた当時は
神宮球場は本拠地ではなく後楽園とか他球場を使っていたと言う。神宮球場を
本拠地とするのはヤクルト・スワローズになってからで石川投手と言うことになる。
本書は他に歴代優勝監督の広岡、野村、若松、真中、高津のことや神宮教場の
傘踊りや東京音頭を率先して応援に盛り込んだ初代ヤクルト応援団長のことも
解説されている。その中でも荒木トンネルのことは興味深い。アイドルとして
入団した荒木大輔投手を大衆の面前から隠しながら、宿舎に到着させるのは
思案の技で、わざわざ荒木トンネルと言う逃げ道を神宮球場に建設していた。
神宮球場物語と言うよりヤクルトファンでも知らない情報盛り沢山で
ファン必携の書である。是非ご一読を!
動画>ヤクルトの東京音頭🎵


