闇サイト防犯対策・松丸俊彦講演




 

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WANTED

 

 

写真で見るより実物の松丸さんはもっと柔和な感じだった。最も公安業務の真っ只中にいた頃の写真だから多少目つきは怖

 

 

云々・・・・・・。

 

今はアドバイザー業務で観衆に防犯対策を伝授している立場だから

 

仏顔で説明しないと皆が恐れてしまう。

 

松丸俊彦さんの肩書は凄くて現職の頃、海外の大使館等でセキュリティを担当していた。

 

革命が起きそうな国では大使館家族を守り、国内に戻ってもテロ対策に精通した。

 

最近は闇サイト事件と言うより闇バイトで集められた若者が老人を襲う強盗が多発している。金品を巻き上げるだけでなく強殺し

 

 

てしまうケースもある。

 

戸締りはしても犯人たちが目標を定めた以上、強引に忍び込んでくる。どうしたら

 

闇サイトのグループ犯人から身を守ることができるか?

 

今日来られた方々は流石にお年寄りばかりで、自分の家だけは大丈夫、なんて思ってない人たちばかりだった。明日は我が身かも

 

 

知れないと思えば、松丸さんへの質疑応答も深刻さを極めた。防犯カメラの銘柄や価格、割られてしまうガラスの品質、ゴルフク

 

 

ラブで対抗すべきか、逞しい御老体もいた。然し松丸さんは逃げるのを進めた。逃げる場所を確保して日常暮らすことがベター。

 

 

当然グループ犯人の侵入は夜が多いので、柄の長い強力な光の懐中電灯、携帯電話は手元に置き、寝室にサイレン付きメガホンや

 

 

ホイッスルを用意するよう。

 

災難の時にパニックルームを備えておけばベターと話した。緊急時

 

連絡先は#9110、これが一番迅速で話が早い部署だと言った。

 

後、まるでオレオレ詐欺や強盗に入られた被害者のような質問があって、

 

『取られた金は帰って来るのか?』という質問があった。戻ったことは皆無だと言う。

 

殆ど使われるか、もし取り返すにしてもその裁判費用は破格なもので、裁判沙汰にする人は

 

無いんだとか。泣き寝入りの被害者と言う事らしい。帰り際ビレッジの職員が

 

 

聞きたい著名人、いますか?と言うので防犯に関する人ですか?と言うと

 

いや全般でもいいんです。と言うので咄嗟には思いつかなかったが、冒険家やスポーツ選手、芸術家なんかいいですね。と話し

 

 

た。ここは特別養護老人ホームの一角で始めて講演を聞いたのだが、矢張り広く世間に宣伝する必要からなのかなと帰り際思った

 

 

りした。