フランク・シナトラ映画「刑事」デカ を観て
シナトラが貫禄付いた1968年のデカもの映画である。この後幾つかデカ役を演じたらしい。確かにこの映画で見る
ジョー・リーランドは凄味があってはまり役と言えばそうも言える。腐敗した分署・警察内機構、猟奇的殺人が多発し,病んだ
アメリカ60年代、颯爽と立ち向かう一匹狼の刑事が主役。70年代に入ってマックイン「ブリット」やイーストウッドの
「ダーティ・ハリー」を生み出す根拠となった先駆けと言われる。この映画の原作はブルース・ウィルスを一躍全世界に
知らしめた「ダイ・ハード」の作者ローデリック・ソープである。小説やこの映画での主役名はジョー・リーランド
となっているが、小説は続編を出し、好評だったので後々「ダイ・ハード」として映画になった。その時の刑事名はジョン・
マクレーン、タフで正義感の強い、いつでも不幸な境遇が付きまとう。私が多いに感動したノンストップ・アクション、息もつか
せぬ最高傑作であった。今テレビではそれをパクったような◎〇翔ちゃんの「うっそだろう!」ドラマが放映されているが
二番煎じで滅茶苦茶でそれなりに面白い。えぇ?今日それがある?でも今日は「鬼滅の刃」続編もあるしな。
図書館で借りて来た「刑事」は当時のアメリカ警察の取り調べの傲慢さと残虐さをツブさに描いている。それを
シナトラ演じるジョー刑事は柔らかく人道的に自首に導くように取り調べを進めていくのだが,冤罪をやらかしてしまい
警察を去って第二の人生探偵になるまでを描く。仕事にばかり熱中する余り、家庭内ではカレン(リー・レミックが演じる)
が孤独で酒と浮気に溺れボロボロ。他に懐かしい女優としてジャクリーヌ・ビセットも出ていた。
私がフランク・シナトラ映画を主役級で見ることは当時余り少なかった。毅然とした役柄よりむしろコメディアン要素の
強いカラーを若い時打ち出していたように思う。70年代の大ヒット「ゴッド・ファーザー」を見た時、イタリア移民の
子孫繋がりで俄かに表れた歌手がF支那虎であることを知った。歌手はヒット曲が出ればおのずと映画出演も多くなる図式。
元々実力はあるから当然アメリカンドリームは手に入れた。同じイタリアンでも自力で這い上がったロッキーの役者(スタロー
ン)とはその手段は違った。DVDは古い物なのか、私の古いデッキではストーリー半ばでフリーズ、新しいパソコンで続きを見
ていたらあと10分くらいでエンドロールなのに再びフリーズ、そのあとびくとも進行しなかった。図書館の古いソフトはVHS
でもこれがある。貴重なフィルムは見られて嬉しいが当たり外れがある。日本でもスーパーヒーロー的ポリスが流行った時代があ
った。だけど今なぜ櫻井翔、武蔵なのか?よく分からない。
画像>ネットより借用
動画>刑事・予告編が見当たらないので「マイ・ウェイ」

