市役所に用事あり~映画「生きる」~シャトルバスに乗る

 

 

市役所に用事あってきた。今年二度目。一度目は元旦マラソンの日コロナも明けて沿道に沢山の応援団が数珠繋ぎになったので

 

 

今年は市役所で区間中継所「お汁粉」「甘酒」無料サービスが頂けるのかと期待して行ったが、残念ながらなかった.新市長に中

 

 

継所では毎回市民に仮テントで振舞っていたんですよと言える茶坊主がいなかったようである。用事の方はどうでもいいことだ

 

 

し、改正されることではないこと至極承知で寄ってみた。年金のこと、今年からがっつりと年間40万円削減された。奥様も年金

 

 

受給者になったからである。だからと言ってその40万円を奥様が受給するわけではない。こういう夫婦が相当数いるわけだから

 

 

国庫は税金が浮いたはず。年金法シメシメである。年金を糧に暮らしているのにこんな高額一辺に分捕ってどうする。もう一つが

 

 

住所変更。場所は変わらないが今年から換地登録され新番地となる。

 

 

こちらから出向いて申請するのか、役所が新番地を連絡報告してくるのか、尋ねに行った。市民課は伝達文書を送付してくると言

 

 

った。各課ではやはり年始め待ち時間が予想されたので本を持参しようとも考えたが、まさか病院程は待たされまいと、色々なパ

 

 

ンフを拾い見て回った。そしたら新春落語の会チケット配布の連絡があった。「柳家小もん」と紙切りの「林家楽一」である。

 

 

1/13には「桂夏丸」「春風亭勢朝」の高座もある。不景気な世の中せめて心に笑いを充満させようではないかである。

 

 

笑いは大切である。重要である。昨年末から失われたラーフ、ドント、ポッチである。歌を忘れたカナリア。しかし市役所の職員

 

 

も昔から見れば親切で親身になってくれる人々が増えた.斜に構えたり、上から目線でものをいう吏員が少なくなった。黒澤明監

 

 

督の「生きる」をNHKで2~3日前放送していたが、主人公の渡辺課長のようなミイラの働き方吏員が多かった。上は上で出世

 

 

のことばかり、下は下でそつなく定年までただいればいいゾンビ。ミイラとゾンビの館だったのである。然し今は違う。志村喬演

 

 

じる渡辺課長ほどの鬼気迫る働きはないが、昔よりマシである。なのに求職者は少ないと言う。公務員がどのセクションでも少な

 

 

いのはどういう事だろう、謎である。私は学生の頃中野区役所で短期間アルバイトしたことがあるが、働くなら公務員がいいと思

 

 

った。しかしどこにも入職できなかった。昭和50年代の話である。映画は暗く、せつなく我が身をも悲惨のどん底に引き込むス

 

 

トーリーである。しかし役所をやめおもちゃ作りの会社に転職した小田切みきの明るい演技が救いである。笑い方、せりふの言い

 

 

回しが天下一品で未来に光明が差す展開になった。そこでミイラ課長がやる気課長に変身して無理難題な市民のための公園作りに

 

 

着手した。そして寒い公園で一人ブランコに揺られ「ゴンドラの歌」♬を歌いながら死んでいった。

 

 

 

画像>

 

 

伊勢崎市内を走るコミュニティバス「あおぞら」はよく見かけるが乗ったことはなかった。あまり客が乗っている風には見えなか

 

 

ったが、市役所に駐車していたらバスが入って来たので「伊勢崎駅」まで乗ってみようと思った。私高齢者は無料、10コース余

 

 

りあるが全部無料。65歳以下の人では全線200円乗り放題。高校生以下も無料。昨夏孫が来たときこれに乗せれば200円で

 

 

全伊勢崎を観光できたのである。いつもマイカーで走る街並みを一段高くなったバス席で見るのも、眺めが変化して面白いもので

 

 

ある。それにバスから降車すれば普段目に入らないものまで目に映る。駅に誰でも弾いていいピアノが一台置いてあるなんて知ら

 

 

なかった。もしも私がピアノが弾けたならきっと弾いたことでしょう。でも私はピアノが弾けない・・・。バスは10人くらいし

 

 

か乗れず小さい。進行方向に対して横に座ると酔いそう。一番後ろの前方向きバス席に移動した。路線は市役所から30分余りで

 

 

伊勢崎駅着、一時間後ここから市役所行きバスが出て20分ばかりで市役所に戻った。伊勢崎全コースを廻るバス旅なんて、敢行

 

 

してもいいんじゃないと、時間はあるがお金のない暇牢人はひらめきましたね。

 



 

画像>市役所に到着するコミュニティバス「あおぞら」

 



画像>車内は定員10人程度

 



画像>駅中にある誰でも弾けるピアノ。伊勢崎銘仙柄が施されている。