闇バイト 廣末登著 祥伝社
昨年ある落語家のオレオレ詐欺防止講演会の模様を聞きに行った時、
群馬で一番被害額が大きいのは伊勢崎市だと言っていた。前橋や高崎より
ずっと人口は少ないのにも関わらず、ヒットが高い。さてさて人のいい
資産家が多いのか、世の中に悪者はいないと思っているのか、私の家には
それらしき☎は掛かってこないので、流失している資産家リストが元になっている
ことは確かだ。こういうのって公的機関から流失する以外、どこから流れるのか見当がつ
かない。次から次へと悪者に売買されている。一度痛い目にあった被害者は又痛い目に合
うパーセンテージが高い。騙されて騙されも懲りないんである。
画像>本
この本を入院先で読んでいる数日前だか、カンボジアで捕まった26人の
日本人詐欺団が日本へ護送されていた。カンボジアのホテルの仕事は豪勢な
ルームで、逮捕されても専用特別機で日本に戻ってきて、そいつら
詐欺師集団はふざけた奴らだなと思った。そいつらは直接老人に危害を
加えない本来の詐欺集団だが、近年面倒だから直接金持ちの老人宅に
押し入って強奪する、物騒な半ぐれ犯罪が出始めて来た。勿論実行者は
SNSで募った金に困った若い者で一度詐欺グループに登録したら
やらざるを得ない状況に陥る。家族構成から連絡先、自分の運転免許証まで
知られて,始めは詐欺の手伝いではないと思ってなくて、高額、即金の
美味しさに釣られて連絡を取る。一度目は悪い仕事ではなく、簡単な仕事で
数万円くれる。しかし翌日には詐欺仕事、ないしは強盗の片棒を担ぐ仕事を
やらされる。脅されて断れないし、もう同罪だと責められる。犯行現場から
逃げようにも見張りが付いているからやらざるを得ない泥沼に嵌っていく。
もう逮捕されるのが唯一の救いと言うことになってしまう。群馬にも
「ドボイ」と称するベトナム技能実習生が来日前とは随分違う条件で働くことが
嫌になり、半ぐれ集団化した。滞在期間が過ぎ母国に帰れず、食うや食わずになれば
罪を犯す。穀物や家畜まで盗難する。多額な詐欺事件は起こさないようだが
詐欺集団と合同でやるようにならないとは言えない。何せ日本に夢と希望をもって
来日していながらもう母国へ帰れない「怨怒」の状況になってしまったのだから、誰が
彼らを助けるかである。よく詐欺集団の人たちの言い訳に年寄りでそんなに
沢山金を貯めていてもしょうがない。貧乏人に分けてもいいだろうと言うのがある。
然し集金された金はルフィとか指示役に行きつき、勝手気ままに使われる。
実行犯に渡される金は大仕事のわりに雀の涙、阿呆な話である。中々天下の回り物
金銭は上手く平等には行き渡らないものである。
画像>ジョニー・ハリディ「甘い暴力」子供の頃このフランス映画に魅せられて
歌が好きだった。近年流行りだしたドーナツ盤レコードも持っている。パソコンを買った頃、この曲は配信されていなかった。現
在は今は亡きハリディの声が生き返って聞こえる。いい時代になった反面、拝金主義の嫌な時代になったともいえる。日本人65
歳以上約4000万人、政府が唱える延命100歳までに2000万円は必要、果たしてこの金額をクリアしている老爺老婆はど
の位いるんだろう?4分の一もいないかも・・・
私も当然貯蓄がない,年金頼りである。当然リストにないんだから詐欺や強盗には
合わない。来たとしたらそれはリサーチの足りない半ぐれ(うちの親父の口癖はグレタ子を指してグレタミンと良く言った。当時
愚連隊と言うグループが屯していた)である。
年末年始はこうした犯罪が多発するシーズンである。リッチな方は呉々もご用心を!

