『公営競技史』古林英一著を読んで
競輪、競馬、オートレース、ボートレースの歴史等が書かれた古林英一氏著のもの。
4大ギャンブルに興味がない人でも面白く読める。私は馬券は有馬記念のみ、
東京にいた時代は友人の付き合いでハイセイコーを買ったのみ、競輪は前橋に実家があ
ってすぐそばだが車券購入は3回程度しかない。現在はオートレース場近くに家があるが
車券は1回位しか買ったことがない。売り上げ収入が社会貢献に役立つから買えと薦めら
れるが、アレコレ本命・穴馬を推理する時間が勿体ない、(本命が多く銀行買いする博打
打ちが多い・オートは4つのギャンブルの中で一番荒れない)情熱が涌かない。競艇所謂
ボートレースに至っては桐生なので遠いから近寄らない。グンマは過去に高崎競馬もあっ
て正にギャンブル好きが群がっているギャンブル王国なのである。オートレースは私が生
まれた1950年船橋にうぶ声を上げてから美濃部元都知事の公営ギャンブル廃止運動で大
井にあったオートレース場が伊勢崎に移転されたのは1976年だった。その頃はまだ伊勢
崎にはいず、パチンコも麻雀もせぬ木偶の坊で、更にゴルフで賭けることもしないつまん
ねぇ~奴だった。白一色に染まったノッペラボーな当時の日本人群衆の中で一人だけオレン
ジ色した野暮な奴だった。ここまで自虐的物言いだが、要はギャンブルを好まない人種だ
った。子供の頃爺さんが帰りの電車賃まで賭けて、線路伝いを歩って帰ってきた呆れた話
を良く両親に聞かされて育った。現代になっても流行りのゲームをしない。然し老後の資
金がないので一番当たる望みのない宝くじジャンボだけは買う。アレコレ当選幻想に耽る
のは無上の楽しみな変わり者である。
画像>本と競馬カレンダー、毎年暮れ有馬記念馬券を伊勢崎オートに買い(場外馬券)に行くと翌年のカレンダーをくれる。
東京に一時カジノ建設と言う話題もちきりの時期もあったが、日本には25の競馬場、
43の競輪場、24のボートレース場、少ないと言ってもオートレース場は5つある。
公共施設のあらゆるものが?当たり券を血眼になって推理して掻き出した資金から
建てられているとはいえ、近年の総売り上げ7兆5000億円は異常だ。国家予算を
上回っているではないか。不況になると博打と映画館が流行るとは昔よく言われた
が、これに最近は訳の分かり難い半ぐれ犯罪が多い。怨恨より無差別、計画的より衝動的
な犯罪が多い。いつどこで犯罪に巻き込まれるか、長閑な田園都市でも油断がならない。
現在伊勢崎オートは以前より活況を呈していないようだ。4つのギャンブルはおじさんや
おばさんの入場より若者や女子の入場を最優先してテレビコマーシャルを垂れ流し
しているせいか、近年ヤング層の売り上げが上がった。インターネットで買えるのもある
が元スマップの森且行のように追っかけを目的とするファン層の出現が大きい。
人気馬や騎手、ライダーに黄色い声が木霊するのは、良いことなのか、どうなのか
私などは公営ギャンブルなどあってもなくても構わないんだけど、資金難で
公共で使うものがこうして徴取できればそれはそれでいいんじゃないと思う。税金も沢山
賄って貰い年金生活者の所得が変化なきまま、ギャンブル資金で賄えれば有難い。
競馬は兎も角、他の3つのギャンブルレースは戦後誕生したものだ。自転車は物資の少な
い時代鉄砲鍛冶が組み立てて仕上げ競争させるに至った。宮田やマルキンが有名である。
競艇は昭和の怪物笹川良一が尽力して桐生の阿左美沼でボートを走らせた。
オートレースはガソリンなき時代で四苦八苦しながら現在無くならず爆音を立てている。
私が昔住んでいた新栄町(県営・市営アパート群)と言うところは競馬場団地と言われて
いた。広大なこの場所は馬の飼育や賭け目的の草競馬場ではなくて、地方競馬で発走する
馬の練習場であったらしい。群馬県と言う県名に相応しい馬に関わりある文化が
人々の暮らしに中に溶け込んでいた町なのである。
動画>走れコータロー ソルティ・シュガー山本コータロー氏は昨年惜しくも亡くなられた。氏の歌の中には私が風呂で口づさむ♪「岬巡り」♬もあるが、ここはテーマに因んで競馬歌を聴き、氏を偲びたい。名曲を有難う!

