違反者は大事なお客様―白バイ隊員著
白バイ隊員やパトカーは車を持つ者にとって、いいイメージはない。繋がりが交通違反し
て罰金、たまたま見張っていて反則切符を切る、悪徳警官にしか見られないからである。
明らかに30~40㎞速度オーバーのスピード違反で捕まる。若干酒を飲んでいて
ネズミ捕りに引っかかる。(ドライバーも違反している意識がある)そう言う場合を除い
てはチャチなちょっと信号が黄から赤
に変わったばかり。誰も横切らない見通しの良い十字路で一時停止しなかった。(普段通
りで無意識な時がある)
そこに偶然いたのか,見はらかっていたのか、後ろからついてきて「違反してましたよ」
嬉しそうに寄ってくる。青切符をたまたまなのか、実際取り締まりをしていたのか、
手渡しに来る。見て見ぬふりは出来ぬ、われらは交通取り締まりの鬼であるといった
風情で寄ってくる.「ウ~!」けたたましくサイレンを鳴らして後方より追いかけてくる。
奴らは快感、こちらは不快感。私は昭和に運転免許証取得して以来、何度も理不尽とも思
える、取り締まりの網に引っ掛かってしまったものか。この著者・洋吾と言う元白バイ
隊員の「違反者は大事なお客様」を読むと昔のムカムカが甦ってくる。ホント一日10件
と言うノルマ達成のためにやっている取り締まりで、見つかると絶対言い訳はきかない。
本書を読むと職務質問にも一日何件のノルマがあって、よく職質で怪しい人物を捕らえた
時、へぇ~警官って矢張り犬と言われるくらいだから、怪しい人物を嗅ぎ分ける
特殊嗅覚の持ち主が多いんだとか、テレビニュースで感心したりしたことがあったが
職質がノルマで一日何件とあれば、打つ鉄砲も数打ちゃ当る!である。ちょっと警官の
イメージも違ってくる。都会では地方に比べて怪しい人物は人口比較で多かろうが
Uターンして50年余り職質なんて当たったことないな。その代わり警官の家庭訪問が
多くなった。これもノルマであろう。データが集まってどこそこの地方では、若い警官が
若い女のアパートに忍び入った事件が最近あった。警官と言えども普通の制服を着た
野に放たれた獣なんである。この本を読んで腹立つのは、反則切符をすべて売り上げ
向上のためとか、白バイで仕事に行く前に「今日もノルマだ、漁場が大盛況」とか
茶化して書かれている点だ。今日もニコニコ違反ドライバーの罵詈雑言をかわします、
如何に気持ちよくサインして頂くか。わずかなドライバーのチョットしたアラや
重箱の隅を突っつくような交通違反なのに高額な罰金を取る取り締まりが
このようなゲーム感覚の精神でやられた日には釣られた小魚は溜まらない。もっと
違反がアクドイ大魚が沢山車道をすっ飛ばしているだろうが・・・・。昔はスピードに
酒酔い、無免許が違反取り締まりの中心であったそうだが、現代は過積載、シートベルト
非着用、違法駐車が三悪なんだような。チャチな取り締まりが中心になったのはノルマの
方向が前者3つが少なくなり、目標10件が後者でなくて賄われなくなったせいかと予想
される。教場のキムタクも真っ青な方向返還である。
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作者は白バイ乗りに憧れて警察官を目指したと言うが、どこがカッコイイか分からない。
白バイ乗りがサングラスをしているからか。これを読むと分かるのだが、いざと言うとき
の為に拳銃も警棒も手錠もぶら下げて、白バイに跨っているんだそうな。拳銃所持は
日本のポリスマンに相応しくない。アメリカのように住民が拳銃を所持している国では
身を守るために武装しても、日本ではどうかな?ましてや地方の警官に拳銃は必須?
日本では交番勤務で拳銃で遊ぶとか、銃を欲しがるアブノーマルな人間に奪われる
対象になっている。白バイ警官の拳銃所持してカーボーイまがいのヒロイズムは
全くふざけんな!と言いたくなる。このように人もロボット化して未来は
ロボコップのように治安維持は情なる部分がなくなると、クールで殺伐とした
世の中になるね。まだ少しでも温かい血が流れている交通取り締まりも
ノルマがんじがらめの荒稼ぎではなくて、チャチな違反には昔のように眼を瞑って
くれてもいいだろうと勝手に解釈する。取り締まりに対して非難ゴーゴー
渋って反則切符にサインしない違反者に対して「ふざけんな!」と怒っているが
隠れてコソコソ、ノルマだ、理不尽なやり方の方こそ「ふざけんな!」と言い返して
やりたい。明るいフレンドリーな交通取り締まりを期待するものである。
嫌~な話題の後は明るい歌で気分直し~、行ってみましょう!

